スチュアート・ヴィヴァース
Image by: coach
「コーチ(COACH)」のクリエイティブディレクターを務めるスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)が、大英帝国勲章(OBE)を受賞した。アメリカのブランドであるコーチのクリエイティブディレクターで、大英帝国勲章オフィサーに選ばれたのはヴィヴァースが初めて。同氏のファッションやイギリスとアメリカ間のクリエイティブな関係性を深める働きが認められたという。
スチュアート・ヴィヴァースは、1973年イギリス・ヨークシャー生まれ。ウェストミンスター大学でファッションデザインを学び、その後「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でデザイナーを経験し、「マルベリー(Mulberry)」と「ロエベ(LOEWE)」でクリエイティブディレクターを務めた。2013年にコーチのクリエイティブディレクターに就任し、ブランド史上初となるレディ・トゥ・ウェアコレクションを発表した。
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これまでもアメリカファッションデザイナー協議会 (CFDA)の「アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」や、アメリカアパレルフットウェア協会 (AAFA)の「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」などに選ばれ、2021年にはコーチのバッグ ローグ(Rogue)のデザインで「殿堂入りデザイン優秀賞」を受賞。コーチのクリエイティブディレクターとしては、サステナビリティ (持続可能性)とサーキュラリティ (循環性)を通してものづくりを再定義し続けてきた。
コーチのCEO兼ブランドプレジデントのトッド・カーン(Todd Kahn)は、「今回の受章は、ファッション界や様々な文化におけるスチュアートの貢献を称えるものではありますが、私たちは彼がまだその本領を発揮し始めたばかりだと考えています。私たちコーチで働く誰もが、彼を心から誇りに思っています」とコメントした。
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