Image by: FASHIONSNAP
イタリアのOTBグループが、2024年秋冬コレクションから、傘下ブランド「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」、「マルニ(MARNI)」、「ジル サンダー(JIL SANDER)」の全商品にデジタル真正性証明書を付与することを発表した。
OTBグループは、戦略的な製品カテゴリーで事業を展開するイタリア企業と手を組み、ノウハウと生産能力を構築していくことを長期戦略に掲げている。傘下には、メゾン マルジェラやマルニのほか、ジル サンダーやディーゼル、「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」、スタッフインターナショナル(Staff International)などを持つ。
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同グループは、グローバルラグジュアリーブロックチェーン「オーラ ブロックチェーン コンソーシアム(Aura Blockchain Consortium)」のメンバーとして、生産工程にブロックチェーン登録を完全統合し、すべての衣服やアクセサリーにNFCチップを挿入することで、高級ブランドのすべての製品についてのデジタル真正性証明書を顧客に提供するという。今後、OTBラグジュアリーブランドの年間150万点以上の製品にブロックチェーン登録とデジタル真正性証明書を保証する。
OTBグループの役員を務め、マルニの最高経営責任者のステファノ・ロッソ(Stefano Rosso)はこの発表に対し、「これは、高級ブランドのクライアントに製品の高い透明性を保証できるようになり、顧客との新しい交流方法と注目度の高い体験なるため、OTBの革新において重要なプロセスです」とコメントしている。
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