バイオワークス(Bioworks)が、植物由来の合成繊維素材「プラックス(PlaX)」の長繊維化に成功し、量産を開始するを発表した。
同素材は、ポリエステルなどの石油由来素材の代替素材として開発。ポリエステルに比べて製造時のCO2排出量を41%削減できるほか、微生物によって分解されるという生分解性を備えている。再利用をしやすく、焼却廃棄時にはダイオキシンなどの有害物質も発生せず、CO2排出量も大幅に削減できるという。
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これまでは短繊維として生産し、綿やウールなどと混紡する形で開発を進めてきたが、台湾の紡糸メーカーの協力により長繊維の量産に成功。これによって、ポリエステルなどの石油由来の合成繊維で生産されてきた機能性ジャージー素材にプラックスを使用できるようになる。今後は、スポーツ・アウトドア衣料など新たな製品用途における同素材の普及が期待できるという。
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