Image by: 中村キース・ヘリング美術館
キース・ヘリング(Keith Haring)の反戦・反核を訴える取り組みにフォーカスし、作品に込められた平和と自由へのメッセージを現代の視点から紐解く展覧会「Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか」が開催される。中村キース・ヘリング美術館で行われ、会期は6月1日から2025年5月18日まで。
キース・ヘリングは、1980年代のアメリカ美術を代表するアーティスト。明るく軽快な作風で知られる一方で、ユーモラスかつ辛辣に社会を描写し、平和や自由へのメッセージを発信し続けた。
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同展は、現在も世界に1万2000もの核弾頭が存在し、絶え間なく戦争が続くなか、来年が第二次世界大戦の終結から80年の節目であることを受け、ヘリングの眼差しを通して世界が抱える課題に向き合い、現代における平和や自由の意味を問うことを目的に開催。同展の副題は、ヘリングが広島平和記念資料館を訪れた際に日記に残した「誰が再び望むのだろうか?誰に対して?(原文:Who could ever want this to happen again? To anyone?)」という言葉を引用している。
会場には、ニューヨークで行われた史上最大規模の反核デモのために制作され、セントラルパークで無料配布された「核放棄のためのポスター」(1982年)をはじめとする反戦・反核のメッセージが表現された作品群や、同氏が日本の子どもたちとともに制作した「平和Ⅰ-Ⅳ」といった平和や自由への想いが込められた作品群が揃う。加えて、1988年に広島を訪れ、原爆ドームや広島平和記念資料館で戦争の惨さを目の当たりにしたことで大きな影響を受けたというヘリングの、広島での足跡を紹介する。
◾️Keith Haring: Into 2025 誰がそれをのぞむのか
期間:2024年6月1日(土)〜2025年5月18日(日)※冬季休館:2025年2月3日(月)〜2月16日(日)
営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
料金:大人 1500円、16歳以上の学生 800円、障がい者手帳所持者 600円、15歳以下 無料
公式サイト
Image by: 中村キース・ヘリング美術館
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