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「ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)」の創業者でありデザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)が、6月末に同職を退任すると発表した。
ドリスが同ブランドのクリエイションを手掛けるのは、2025年春夏のメンズコレクションが最後となり、2025年春夏のウィメンズコレクションは、長年ドリスと共にコレクションを製作してきたスタジオチームがデザインを担当する。後任のデザイナーは後日発表するとしているが、ドリス自身も今後もブランドに関わり続けるとしている。
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ドリス・ヴァン・ノッテンは1986年にメンズウェアブランドとしてデビュー。1991年にパリのファッションウィークに初参加し、1993年にウィメンズラインをスタートした。2017年(日本では2018年)にはドリスのアトリエから私生活にまで密着したドキュメンタリー映画「ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男(邦題)」が公開。2018年にスペインのプーチ(Puig)が買収して以降は、ビューティと香水のラインの追加やアクセサリーの拡張に取り組んだほか、Eコマースの強化や出店増加など販路拡大にも注力し、現在は世界に12店舗の旗艦店を持つ。
ドリスは公開文書で「1980年代初頭、アントワープ出身の若者だった私が描いた夢は、ファッションの中に何かを伝える声をもつことでした。ロンドン、パリ、さらにその先へ私を導いたこの旅を通して、そして数え切れないほどの人々の協力や支えによって、その夢は実現しました。これからは、これまで時間を割くことのできなかったすべてのことに焦点を移したいと思っています」とコメント。退任のタイミングについては「新しい世代の才能がブランドにヴィジョンをもたらすためのスペースを空ける時が来た」と説明し、ブランドに関わったすべての生産者や関係者、ファン、そして同氏をブランド当初から公私共に支え続けたパートナーであるパトリック・ファンヘルーヴェ(Patrick Vangheluwe)への感謝の気持ちを述べた。

庭づくりを愛することで知られるドリスは「ブランドには今、たくさんの花が咲き誇っています。庭と同じように、ここに何を植えるかを決めるのはあなたたちです。やがてそれは育ち、花は咲き続けるのです」ともコメントしている。
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◾️ドリス ヴァン ノッテン:Instagram

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