アパレルブランド「ココ ディール(COCO DEAL)」などを展開するアイアが、国内有数のニット産地である新潟県見附・五泉地域のニット工場「第一ニットマーケティング」の全株式を取得し、完全子会社化した。
アイアは、「本物の良さがわかる女性達への提案」をコンセプトにココ ディールや「ルーニィ(LOUNIE)」、「ストラ(Stola.)」、「リリアン カラット(LILLIAN CARAT)」の4つのウィメンズアパレルブランドを運営するアパレル事業と、パズル誌の出版やモバイルコンテンツの運営を行うメディア事業を展開している。
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第一ニットマーケティングは、1951年に前身である近藤織物として創業し、その後ニット事業に特化した企業へと移行。1987年に4代目で現社長の近藤英氏が第一ニットマーケティイングを設立し、原糸販売会社や長繊維原糸の撚糸、仮撚加工を行う繊維会社の吸収合併を経て、ニット用原糸販売から素材の開発、ニット製品の企画、製造、販売までを行う機能を持つようになった。ラグジュアリーブランドの生産を担う傍ら、近年は自社で高品質ながら価格を抑えたニットウェアを提供する複数のファクトリーブランドを展開しており、いずれも好調に推移していたという。設備面でも国内有数の環境を整えており、特に評価の高いハイゲージニットの編み機は国内最大の50台を揃え、日本では唯一となるドイツ製のクラシックなフルファッション機も所有している。
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