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スノーピークが、グローバルメディア「マージャーマーケット(Mergermarket)」が有料会員向け英文記事で同社が株式の非公開化を検討していると2月16日付で報じた件について、コメントを発表した。報道内容自体は同社が発表したものではなく、現時点において決定した事実はないものの、「企業価値及び株式価値の向上に資する様々な選択肢を常に検討しており、非公開化を検討しているのは事実」と認めた。
同社は2月13日に発表した2023年12月期決算で、売上高257億2800万円(前期比16.4%減)、営業利益9億4300万円(同74.3%減)の減収減益を発表。親会社株主に帰属する当期純利益においては前期比99.9%減の100万円を計上し、コロナ禍のキャンプブームの追い風を受けた好調決算から一転、アウトドア需要の落ち着きを背景に業績失速が注目を集めた。
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なお、2024年度は、売上高306億円(同18%増)、営業利益21億円(同98%増)、当期純利益11億3000万円(増減率の記載なし)を計画。足元の商況では来店客数・レジ客数ともに増加しており、売上も前年比で堅調に推移しているという。卸売では、アウトドア全般に対する需要減少の影響から実売が進んでおらず、売上は減少している状況だが、今期は既存卸売先の在庫状況改善に伴うセルインの増加と国内および海外の卸先の拡大を見込む。このほか、米国および中国を中心に海外市場の出店強化を図り、新規顧客層の獲得を目指す方針で、米国では初の直営キャンプフィールドを年内に開設する予定だ。
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