Image by: 内藤礼《死者のための枕》2023年 シルクオーガンジー、糸 撮影:髙橋健治
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展が、東京国立博物館の平成館企画展示室と本館特別5室、本館1階ラウンジで開催される。エルメス財団と東京国立博物館が共同で企画する展覧会で、会期は6月25日から9月23日まで。
内藤礼は、1961年広島県生まれ。「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに作品を制作しており、光や空気、水、重力といった自然がもたらす事象を通して「地上の生の光景」を見出す空間作品を生み出している。主な展示として、1991年に東京で行われた「地上にひとつの場所を」や2017年にパリ日本文化会館で行われた「信の感情」、2023年にミュンヘン州立版画素描館で行われた「breath」などがあり、恒久展示作品として豊島美術館に「母型」、ベネッセアートサイト直島に「このことを」が展示されている。また、1994年にインスタレーション部門で日本現代藝術奨励賞、2019年に美術部門で第69回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。
ADVERTISING
同展では、東京国立博物館に収蔵する作品から内藤礼が縄文時代の土製品を選び、同館の建築や歴史を独自の視点で読み解き新たな空間作品を制作。本館特別5室では、カーペットと仮設壁を取払い建築当初の裸の空間を作り出す。
また、9月7日から2025年1月13日までは同作家の個展「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」が銀座メゾンエルメス フォーラムで開催され、東京国立博物館での展示と連携して回遊可能だという。
◾️「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」展
開催期間:2024年6月25日(火)〜9月23日(月)
会場:東京国立博物館
所在地:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30〜17:00※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、7月15日、8月12日、9月16日・23日は開館)7月16日(火)、8月13日(火)、9月17 日(火)
◾️「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」個展
開催期間:2024年9月7日(土)〜2025年1月13日(月)
会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
所在地:東京都中央区銀座5丁目4-1 8階
Image by: 内藤礼《死者のための枕》2023年 シルクオーガンジー、糸 撮影:髙橋健治
Image by: 内藤礼《このことを》2001 年、家プロジェクト 「きんざ」ベネッセアートサイト直島・香川 撮影:畠山直哉
Image by: 「内藤礼:すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している 2022」 2022 年、神奈川県立近代美術館 葉山 《母型》2022[2009]年 水、ガラス瓶 撮影:畠山直哉
Image by: 「内藤礼:breath」2023 年、ミュンヘン州立版画素描館 《color beginning》2023 年 紙にアクリル絵具 撮影:畠山直哉
Image by: 「内藤礼:breath」2023 年、ミュンヘン州立版画素描館 《color beginning》2023 年 紙にアクリル絵具 撮影:畠山直哉
Image by: 東京国立博物館 本館外観
Image by: 東京国立博物館 本館1階ラウンジ
Image by: 東京国立博物館 本館1階ラウンジ
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境