ルーフトッププールのイメージ
Image by: 三菱地所
三菱地所が推進し、既存建物の解体工事を行っていた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」が1月16日に新築工事を着工したことを発表した。同プロジェクトは、京王井の頭線「渋谷」駅直結のオフィス・商業施設・ホテルからなる複合施設を手掛ける大規模再開発事業で、竣工は2027年2月末を予定。ホテル部分には「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)」の出店が決定している。
同プロジェクトは、商業店舗やホテル、広場といった人々が交流する場を提供し、そこでの人々の活動から生まれる情報を発信することで、渋谷駅周辺から道玄坂に人々を誘引し、渋谷エリア全体の回遊性の向上と活性化に寄与することを目指して計画。約6720平方メートルの敷地に、ホテル棟とオフィス棟からなる延床面積8万7100平方メートルの施設を構える。
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地上11階、地下2階、塔屋1階で構成するホテル棟には、テイクアンドギヴ・ニーズが運営する「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)」が2027年夏に開業を予定。遊び慣れた大人をターゲットにしたラグジュアリーブティックホテルとして、120〜130部屋の客室のほか、エリア最大級のルーフトッププールやルーフトップレストラン&バー、最新ウェルネスを体験できるスパ、多彩なジャンルのレストランなど豊富なエンターテインメントを備える。オフィス棟は地上30階、地下3階、塔屋2階のフロア構成で、京王井の頭線「渋谷」駅直結の高いアクセス性と、各フロア1500平方メートル超の貸付面積を有する高機能オフィスビルとして開発。様々な企業や働き方に合わせた多様なスタイルのワークスペースの導入を計画しているという。
また、道玄坂一・二丁目の結節点となるエリアには、来街者の交流や憩いの空間として約850平方メートルの広場や約50メートルにわたる緑道を設けるほか、敷地内には帰宅困難者のための一時滞在施設の整備も予定しており、防災機能の強化も図るとしている。
■道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業
所在地:渋谷区道玄坂二丁目10番他
敷地面積:約6720平方メートル
延床面積:約8万7100平方メートル
階数・高さ:オフィス棟 地上30階、地下3階、塔屋2階・高さ約155メートル
ホテル棟 地上11階、地下2階、塔屋1階・高さ約60メートル
設計者:三菱地所設計・山下設計設計共同体
デザイン総合監修:株式会社北川原温建築都市研究所
施工者:戸田建設株式会社、株式会社ユアテック、株式会社関電工、三建設備工業株式会社
竣工:2027年2月末予定
ルーフトッププールのイメージ
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