アークテリクスが定番のベータジャケットをリニューアル ゴア社と共同開発した新素材を採用
リニューアルしたベータジャケット ※いずれもサンプルカラー(非売品)
Image by: FASHIONSNAP
リニューアルしたベータジャケット ※いずれもサンプルカラー(非売品)
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アークテリクスが定番のベータジャケットをリニューアル ゴア社と共同開発した新素材を採用
リニューアルしたベータジャケット ※いずれもサンプルカラー(非売品)
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「アークテリクス(ARC'TERYX)」が、2024年シーズンから、定番アイテムである「ベータジャケット(BETA JACKET)」とバックパック「エアリオス(Aerios)」をリニューアルする。また、新作シューズ3型も発売。2月中旬から順次、アークテリクスの各店舗で取り扱いを開始する。
ベータジャケットは、ゴアテックス(GORE-TEX®)の「ePEメンブレン」をベースに、ゴア社と共同開発した新素材を採用。これまで使用していたゴアテックスの「ePTFEメンブレン」と比較して、同強度で軽量化を実現できることから、デニール数を30デニールから80デニールに引き上げ、耐久性を高めた。フェイスには100%リサイクル素材を採用し、フードにはブランドロゴのリフレクターを追加した。また、本格的なアウトドアに対応できる軽量なモデルとして展開していた「ベータ LT ジャケット」は、名称を「ベータ ライトウェイト ジャケット」に変更。通常のベータジャケット同様、素材をePEメンブレンに変更することで軽量化を図り、携帯性も高めたという。
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これまでメンズとウィメンズに分けてサイズ展開をしていたエアリオスは、リニューアルに伴い、ユニセックス仕様に一新。現行品は、15L、30L、45Lの3サイズを展開しているのに対し、リニューアル後は18Lと35Lの2サイズ展開となる。ショルダーベルトの内側をベルクロにすることで、1インチ刻みのサイズ調整を可能にし、男女問わずさまざまな体型にフィットさせることができるという。35Lのトップ部分には、広げることで45Lの容量まで収納可能となるロールトップ式を採用した。重量は、18Lが現行の580gから570g、35Lは現行の910gから870gに変更し、大幅な軽量化を実現した。
アークテリクスは、これまでアパレルやバックパックなどと比べてシューズの開発が遅れていたことから、2021年6月にシューズ専門のオフィスをポートランドに設立。同オフィスで開発した初のシューズとして、元プロスキーヤーの山岳ガイド マイク・ガードナーと共同開発した「ヴァーテックス アルパイン(VERTEX ALPINE)」、スキーモやトレイルランニングの選手として活躍したヘンリエッテ・アルボンのアドバイスを受けて製作した「シラン(SYLAN)」、コンペティションクライミングの白石阿島選手と共同開発した「クラッグ(KRAGG)」といった、アスリートとタッグを組んだ3足をラインナップする。
ヴァーテックス アルパイン
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ヴァーテックス アルパインは、「トラディショナルなアプローチシューズは、固さと重量があり長時間の着用に向かず、耐衝撃性が弱いものが多い」という選手の意見をもとに、長時間着用できる耐衝撃性に優れたシューズとして開発。アウトソールには、クライミングシューズに用いられる「ヴィブラム(Vibram)」の「XS フラッシュ 2」を採用し、ミッドソールにはTPU一体型のシャンクを施すことで、グリップ力と耐摩耗性を高めた。アッパーには小石などの侵入を防ぐニット素材を使用し、ヒール部分には、バッグなどに引っ掛けて携行できるカラビナウェビングを付属した。シランは、トレイルランニングシューズでは必要不可欠となる推進力やグリップ力、安定性に目を向け、つま先を上向きに湾曲させたロッカー構造のミッドソールで推進力を高め、アウトソールにはヴィブラムの軽量な「メガグリップ ライトベース」を採用し、ラグ(アウトソールの凹凸)はグリップ力の高いオリジナルのパターンで仕上げた。クラッグは、グリップ力のある本格的なクライミングシューズの要素とリカバリーサンダルの特性を融合したシューズとして開発。インソール専門会社であるインサイト社のインソールを採用することで快適性を高め、ヒールは折りたたみ可能にすることで、かかとを踏んで歩けるように仕上げた。
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