松屋銀座
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松屋銀座などの百貨店を運営する松屋が、会員制オンラインブティック「ミレポルテ(MILLEPORTE)」を展開するB4F社のEコマース事業を譲受する。松屋の新設完全子会社とB4F社の間で2月中旬に基本合意書を締結し、4月下旬に譲受を完了する予定。譲受するのはB4F社の定価販売事業に関連する有形資産資産と無形資産と契約で、譲受金額は非公開としている。
松屋は革新的なオムニチャネルサービスを確率するべくDX化を推進しており、B4F社のEコマース事業を取得することにより、デジタル人材を質と量ともに強化するとともに百貨店のDX化を促進し、多様化する顧客ニーズや急回復しているインバウンド売上の増加を背景に「圧倒的なユーザビリティとホスピタリティを備えた、銀座に店を構える百貨店ならではの顧客体験を創造していく」としている。基本合意書の締結にあたり、同社は「当社が長年培ってきた有形・無形の資産を最大限に活用する新たな挑戦です。当事業の成功が、国内のお客様にとって有益なものとなるだけでなく、当社の強みであるインバウンドビジネスのさらなる拡大に寄与するものと考えております」とコメントしている。
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ミレポルテは、登録・年会費無料で、毎日21時から国内外のファッションブランドの新作アイテムやコスメ、インテリア、食品、家電など幅広くライフスタイル商材を最大80%オフで販売している。2007年にドイツ・ベルリンで展開を開始した会員制オンラインブティック「ブランズ・フォー・フレンズ(BRANDS for FRIENDS)」を前身とし、2014年に現在の名称に変更。B4F社はミレポルテの日本市場における運営会社として2010年に設立され、2019年4月にはゴールドマン・サックスと伊藤忠商事から約30億円の資金調達を受けた。
◾️松屋:公式サイト
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