ケリング(Kering)など数社が、イタリアの新興バイオ企業「Sqim」に投資を行った。ケリングの投資額は明らかにされていないが、SqimはシリーズAラウンドで1100ユーロ(約17億5655万円)を調達した。
Sqimは、2015年にイタリア・ミラノで設立。バイオマテリアルの最前線に携わる科学者や技術者などで構成されており、「人間と自然のギャップを埋める」ことをテーマにファッションやインテリアなど多方面で役立つ新素材の開発に取り組んでいる。2022年には、ケリング傘下の「バレンシアガ(BALENCIAGA)」に菌糸体を用いて製造した新素材を提供した。
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シリーズAラウンドにはケリングのほか、投資ファンド「CDP Venture Capital」や「ECBF VC」などが参加した。資金調達にあたり、Sqim社創立者兼CEOのステファノ・バッビーニ(Stefano Babbini)は「我々の仕事には大きな意義があり、これから新たなステップが始まると感じている。Sqim社は、事業をサポートしてくれる最高のパートナーたちを見つけた」とコメントしている。
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