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良品計画が、「無印良品」で「オーガニックコットン」と表示して販売している一部の綿製品に誤表示があったとして、謝罪と対象商品の返品・返金を受け付けることを発表した。
同社の発表によると、過去2年間にオーガニックコットンとして販売した製品に用いられた原料の中に、国際的な「オーガニックコットン認証」とは異なる「オーガニック・イン・コンバージョン認証」の綿が含まれていたことが内部監査で判明。オーガニック・イン・コンバージョン認証とは、有機農法で栽培しているものの、オーガニックコットン認定に必要な有機栽培期間の基準を満たすまでの転換期間中にある綿に該当する認証を指す。同社では、これまで国際的なオーガニックコットン認証を受けた、3年以上化学肥料や農薬を使用していない土壌で栽培した綿を「オーガニックコットン」として表記し販売していたが、原料調達時の確認ミスにより、今回の誤表示が発生したとしている。
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対象となるのは、2022年秋冬から2023年秋冬までの2年間に「オーガニックコットン」と表記して販売した1441品番のうち、「ストレッチリブ編みクルーネック長袖Tシャツ」や「接触冷感クルーネック半袖Tシャツ」などを含む全39品番。現在対象品のリストを良品計画の公式サイト上で公開しており、希望者には該当品の返品・返金を各店舗で受け付けるとしている。
なお、オーガニック・イン・コンバージョン認証の製品は、オーガニックコットン認証の製品と同様に有機農法で栽培された綿であるという認証を得られているため、品質面や安全性において相違はないと説明。今季展開していた対象製品は既に店頭から撤去済みで、今後は正しい表記に修正し再販売を予定しているという。
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