坂本龍一がメディア・アートの世界に残した影響を紐解く「坂本龍ートリビュート展」が開催 真鍋大度がキュレーターに
Image by: 坂本龍一+真鍋大度 《センシング・ストリームズ-不可視、不可聴》 2014 年「札幌国際芸術祭 2014」展示風景 撮影:木奥恵三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会
Image by: 坂本龍一+真鍋大度 《センシング・ストリームズ-不可視、不可聴》 2014 年「札幌国際芸術祭 2014」展示風景 撮影:木奥恵三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会
坂本龍一がメディア・アートの世界に残した影響を紐解く「坂本龍ートリビュート展」が開催 真鍋大度がキュレーターに
Image by: 坂本龍一+真鍋大度 《センシング・ストリームズ-不可視、不可聴》 2014 年「札幌国際芸術祭 2014」展示風景 撮影:木奥恵三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会
NTT 東日本が運営する文化施設 NTT インターコミュニケーションセンター(以下、ICC)が、音楽家の坂本龍一を追悼する企画展「坂本龍ートリビュート展 音楽/アート/メディア」を開催する。期間は、12月16日から2024年3月10日まで。
今年3月に逝去した坂本龍一とICCはこれまで、展覧会の企画に連動したコンサートやICC開館10周年および20周年を記念した企画展を開催するなど、深い関わりを持ってきた。今回の展覧会では、ライゾマティクス(Rhizomatiks)の真鍋大度を共同キュレーターに迎え、坂本の残した演奏データをもとにした作品、坂本と親交があった国内外のアーティストによるアートワーク、これまでの坂本によるICCでの展示などを用意。坂本を追悼するとともに、同氏の活動を継承・展開していくという。
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坂本は1978年に「千のナイフ」でソロデビューし、同年に「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」に参加。1983年の“散開”後も、映画「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」の音楽を手掛けるなど多方面で活躍した。1990年代初頭のインターネット黎明期からネットに関心を持ち、メディア・アーティスト岩井俊雄とのコラボレーションをはじめ、カールステン・ニコライ、高谷史郎、真鍋大度、毛利悠子といったアーティストとのインスタレーション制作を通じて、現代美術やメディア・アートの分野でも多数作品を発表した。
なお、2017年に開催したICC開館20周年記念企画展「坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽 2 IS YOUR TIME」は台湾に巡回し、作品「IS YOUR TIME」は北京での坂本の個展にも出品された。現在は中国・成都で大規模個展「SOUND AND TIME(一音一時)」が行われている。
◾️坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア
開催期間:2023年12月16日(土)〜2024年3月10日(日)
開催場所:NTT インターコミュニケーション・センター ギャラリーA
開館時間:11:00〜18:00
入場料:一般 800円、大学生 600円
休館日:毎週月曜日、年末年始(12月28日〜1月4日)、ビル保守点検日(2月11日)
Image by: 坂本龍一+真鍋大度 《センシング・ストリームズ-不可視、不可聴》 2014 年「札幌国際芸術祭 2014」展示風景 撮影:木奥恵三 提供:札幌国際芸術祭実行委員会
Image by: Photo by Neo Sora ©2022 Kab Inc.
Image by: 高谷史郎《Piano 20110311》 2018/23 年
Image by: 毛利悠子《そよぎ またはエコー》 2017 年(部分) 「札幌国際芸術祭 2017」展示風景 写真:佐々木育弥
Image by: Dumb Type + Ryuichi Sakamoto 《Playback 2022》 2022/23 年
Image by: 李禹煥《遥かなるサウンド》 2022 年
Image by: 野村萬斎+坂本龍一+高谷史郎《LIFE - WELL》 2013 年 撮影:田邊アツシ 写真提供:山口情報芸術センター[YCAM]
Image by: 毛利悠子《そよぎ またはエコー》 2017 年(部分) 「札幌国際芸術祭 2017」特別イベント 「After the Echo」での演奏風景 写真:佐々木育弥
Image by: 「IS YOUR TIME コンサート」 撮影:山口真由子 出演:坂本龍一
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