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Image by: ディオール
「ディオール(DIOR)」が、フレグランス「ジャドール ロー」のクリエイションに迫るドキュメンタリー映画「インサイド・ザ・ドリーム」を公開した。調香師のフランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)氏がディオール パフューム クリエイション ディレクターとして初めて手掛けたジャドール ローが誕生した舞台裏にフォーカス。アマゾンプライムビデオで配信している。
クルジャン氏は若干25歳の若さで「ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)」初のメンズフレグランス「ルマル」を生み出し、キャリアをスタート。数々の名作を生み出し、2001年にオーダーメイドのフレグランスアトリエをオープンした。「ディオール(DIOR)」では、過去に「オー ノワール」と「コロン ブランシュ」を手掛けた。2009年には芸術文化勲章”シュバリエ”を受勲。同年に自身のブランド「メゾン フランシス クルジャン(Maison Francis Kurkdjian)」を立ち上げ、2017年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループの傘下に入った。2021年、ディオールのパフューム クリエイション ディレクターに就任した。
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ドキュメンタリー映画では、メゾンの舞台裏に潜入し、オルレアン近郊の生産拠点や、パリで開催された「Dior J'adore!」展の開催などさまざまなシーンを織り交ぜ、美の探求を分かち合いながら、比類なきフレグランスの創作に携わってきた人々の長期にわたるクリエイションに迫る。
撮影場所は、パリやグラースをはじめ、東京や京都、南インドのマドゥライ、ロサンゼルスといった各国におよぶ。また、パリにあるクルジャン氏のクリエイティブ スタジオやグラースの花農家で働く女性たち、ウィメンズ クリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)氏や“ジャドール産みの親”の調香師カリス・ベッカー(Calice Becker)氏といったメゾンを代表するクリエイターのほか、パルファン・クリスチャン・ディオール社長兼最高経営責任者のヴェロニク・クルトワ(Véronique Courtois)氏も登場。ジャドールのミューズを務めるシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)や、キャンペーンフィルムを撮影したジャン・バティスト・モンディーノ(Jean-Baptiste Mondino)監督、カーブしたデザインが特徴的なボトルデザインを手掛けたエルヴェ・ファン・デル・ストラーテン(Hervé van der Streten)氏らも出演する。
映画は、マチュー・ムニュ(Mathieu Menut)監督率いるTerminal 9 Studiosが制作。ムニュ監督は、「ブルガリ(BVLGARI)」のハイジュエリーにフォーカスしたドキュメンタリー映画を制作した経験を持つ。今回、ジャドール ローに焦点を当てた理由について「フレグランスの創作に興味がありました。多くの人たちと同様にその製作過程を知らなかったので、映像で無形の香りを具現化することは監督としてエキサイティングな挑戦でした」と明かし、「香りの起源を提示すると同時に、真のラグジュアリーの世界への扉を開くこと」が同映画の目的だとコメント。加えて、「調香師の苦悩や厳格で複雑な探究、フレグランスの存在を可能にするさまざまな人を映し、創造的な孤独を描くと同時にフレグランスの製作に不可欠な相乗効果を生み出すグループワークが欠かせないことを伝えました」と見どころを語っている。
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Image by: ディオール
フランシス・クルジャン氏
フランシス・クルジャン氏
フランシス・クルジャン氏
シャーリーズ・セロン
マチュー・ムニュ監督
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