コーセーとスギ薬局が共同開発したスキンケアブランド「ラシェリエ（LACHÉRIE）」が、リニューアルした。化粧水と乳液のほか、新たに洗顔料を揃え、全国のスギ薬局で販売中だ。

　ラシェリエは大人のゆらぎ肌に向け、植物由来成分や天然香料を採用したスキンケアブランドとして2015年に誕生。当時、50〜60代が中心顧客だったスギ薬局と、若年層の新客を獲得したいコーセーとの思いが一致し、20〜30代に訴求するカウンセリングブランドとして発売した。コーセーコンシューマーブランド事業部企画室商品企画三課の阿部優子氏は「ローンチ時の20〜30代のメインユーザーが、8年が経過し30〜40代となっている。顧客はもちろんだが、もう一度コアターゲットにも訴求できるブランドとして発信したいという思いから、今回のリニューアルに至った」と語り、幅広い層にアピールできる商品を開発した。

　新生ラシェリエは、乾燥するのに部分的にベタつく20〜30代特有の肌状態“ベタカサゆらぎ肌”に対応。植物由来成分をメインとする肌への優しさを追求した処方はそのままに、「低刺激処方」と訴求できる基準を満たすため、一部の成分を見直した。20〜30代に加え、30〜40代まで幅広い層に向け全3品を揃える。香りは11種の天然香料などをブレンドし、既存品のフローラルな香りにハーブやグリーンの爽やかさをプラス。容器は、華やかで高級感のあるデザインから若年層でも手に取りやすいパステルカラーに変更し、丸みのある形を採用した。

　アイテムは、みずみずしくうるおいが浸透する低刺激処方の化粧水「ラシェリエ コンディショニングリキッドM.」（145mL 税込3740円・詰め替え130mL 同3190円※いずれも編集部調べ）と、液体のエモリエント成分を配合しベタつき感がなくうるおいを感じる乳液「ラシェリエ コンディショニングセラムM.」（110mL 同3740円・詰め替え100mL 同3190円※いずれも編集部調べ）。加えて、初の洗顔料「ラシェリエ コンディショニングクレンジングウォッシュM.」（120g 同1980円※編集部調べ）を発売。アミノ酸系の洗浄成分を配合し、ゆらぎやすい肌を考慮した。クリーミーな泡が肌を優しく包み込み、軽いメイクも落とすことが可能だ。

　また今回のリニューアルに伴い、モデルの夏海をブランドアンバサダーに起用。夏海は「愛知県出身で小さい頃からなじみのあるスギ薬局さんとお仕事ができ嬉しいです。生まれ変わったラシェリエはさらに香りが良くなり、癒やされる3アイテムが揃っているので、多くの人に手に取って欲しいです」とコメントした。

　スギ薬局商品開発室長で社長室製・配・販連携推進課兼フーズ部の小栗正寛氏は「ラシェリエはカウンセリングブランドだが、新ラシェリエはセルフ購入も可能とする新たな店頭什器を導入する。またブランドアンバサダーの夏海さんをはじめ、若年層に人気のインフルエンサーとともにSNS発信にも注力したい」と語った。

■コーセー：公式サイト
■スギ薬局：公式サイト