「シーイン(SHEIN)」が、Eコマース事業を展開する英国のファストファッションブランド「エイソス(ASOS)」傘下の「トップショップ(Topshop)」の買収を検討していると複数の海外メディアが報じた。シーインは、先月末にイギリスのスポーツ用品小売 フレイザーズグループ(Frasers Group)傘下のファストファッションブランド「ミスガイデッド(Missguided)」を買収したばかり。
トップショップは2006年に日本上陸し、主要都市に店舗展開を広げていたが、2014年頃から店舗の閉鎖が続き、2015年2月に日本市場から撤退。2020年には運営会社であるアルカディア(Arcadia)が経営破綻し、2021年にエイソスが2億6500万ポンド(日本円で約381億4675万円)で買収した。
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今回の買収は、エイソスの2023年8月期通期決算が赤字となり、売上高も2桁減になったことからバランスシートの改善を図るため検討されているという。なお、シーインはトップショップの優先入札者ではないとも報じられており、他の入札者候補には、フレイザーズグループ、英国最大のSPAアパレルメーカー「ネクスト(NEXT)」、米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group)が含まれると見られている。
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