Image by: FASHIONSNAP
「トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などを擁するPVH社が、同社傘下の3ブランドを米アパレル製造販売メーカーのベーシック・リソーシズ(Basic Resources)に売却すると発表した。売却額は1億6000万米ドル(約239億円)で、取引完了は11月末を予定している。
今回PVH社が売却するのは、ウィメンズアンダーウェアブランドの「ワーナーズ(Warner's)」「オルガ(Olga)」「トゥルー&コー(True & Co.)」の3ブランド。同社は2021年にも、「IZOD」「Van Heusen」「ARROW」「Geoffrey Beene」の4ブランドを米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ(Authentic Brands Group)に約2億2000万ドル(約244億円、2021年6月時点)で譲渡しており、2021年の売却時と同様、今後は同社の中核ブランドであるカルバン・クラインとトミー ヒルフィガー事業に注力していくとし、今回の売却で出た利益は自社株式の買い戻しに充てるとしている。
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ベーシック・リソーシズは1993年に設立。レッグウェアやラウンジウェア、アンダーウェアを中心としたアパレルの製造販売を手掛けており、PVC社のカルバン・クラインやトミー ヒルフィガー、今回買収するワーナーズをはじめ、「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「コール ハーン(COLE HAAN)」「リーボック(REEBOK)」「ニューバランス(NEW BALANCE)」などのブランドのレッグウェアやアンダーウェアの製造を担っている。
PVH社CEOのステファン・ラーソン(Stefan Larsson)は今回の売却について、「ワーナーズ、オルガ、トゥルー&コーを、愛されるブランドに育て上げたチームに感謝したい。ベーシック・リソーシズのチームはPVHの長年のパートナーとしてよく知っているため、この3ブランドの成長と、長期的で継続的な成功を目指すのに適した会社であると確信している」とコメントしている。
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