MTGが展開する「リファ（ReFa）」が、SNSを中心に破損報告が上がっているドライヤー「ReFa BEAUTECH DRYER」の対象商品について、無償で交換すると公式サイトで発表した。成型時の加工条件による部品強度のばらつきにより、製造初期の一部製品において、使用中に内部のファンが破損する事象を確認したためだという。

　ReFa BEAUTECH DRYERは、ブランド誕生10年目の節目となった2019年に誕生。日本のプロフェッショナルの技を独自のテクノロジーで再現する「リファビューテック（ReFa BEAUTECH）」の第1弾商品で、同社初のドライヤーとしてサロンで先行発売し、翌2020年に一般向けに販売した。

関連記事

「リファ」から初のヘアドライヤー登場、サロンの仕上がりを自宅で実現

BEAUTY

　SNSでは同製品について、使用中に破裂音のような大きな音が発生し、焦げ臭さや本体の破損があったという投稿が続いた。

　同社は交換対象の製品を持っている場合は、破損の有無、また保証期間を問わず無償で交換するとし、コールセンターで対応。対象となる製造番号は電源プラグやギャランティカード、外箱などに記載している。なお交換対象以外のReFa BEAUTECH DRYERについて、今回の事象における対策は既に済んでいるという。そのほか展開しているドライヤー「ReFa BEAUTECH DRYER PRO」や「ReFa BEAUTECH DRYER SMART」は当該事象の対象外とした。

　同社の2023年9月期の連結業績では、売上高が前期比22.8%増の601億5400万円、営業利益が同11.1％増の35億9700万円、経常利益が同11.9％増の41億6800万円と2桁成長で着地。一方で、今回の無償交換にかかる費用として9億9000万円を特別損失として計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は同26.1％減となる19億8400万円となった。リファブランドでは、シャワー製品「ReFa FINE BUBBLE」や「ReFa FINE BUBBLE PURE」が継続的な好調を維持し、洗浄カートリッジの販売数も成長。またリファビューテックのヘアケア製品や付随する製品のリピート購入が売上に貢献。今年6月に発売したヘアブラシ「ReFa AILE BRUSH」は同社として過去最高水準となる予約注文があり、発売後も好調に推移しているという。

■交換対象の商品
商品名：ReFa BEAUTECH DRYER
交換対象の製造番号
RE-AB02A（白） RDT0010001～RDT0151500
RE-AB03A（黒）RDB0010001～RDB0059000
RE-AD05A（ピンク）RDG0010001～RDG0013000
RE-AB15A（シルバー）RDS0010001～RDS0025000

■問い合わせ先
株式会社MTG お客様相談室 フリーダイヤル：0120-322-292（無料）
受付時間：8:00～20:00
ReFa BEAUTECH DRYER 専用問い合わせフォーム