資生堂クリエイティブが、薬草などを用いた入浴用ボタニカル「蘇湯 SOYU」を共同開発した。蘇湯はクラウドファンディングREADYFORのリターンとして設定している。
蘇湯は、資生堂fibona(資生堂グローバルイノベーションセンターのオープンイノベーションプログラム)や松田医薬品、伊吹山の地域有志などで構成された協働事業「蘇湯プロジェクト」の第1弾。日本ならではの湯文化や所作をもとに、「Primitive×Premium」というコンセプトで開発した入浴用ボタニカルで、伊吹山の古来原草の未利用素材を取り入れている。入浴時に1回分を専用の巾着袋へ移し浴槽に入れて使用し、使用後は原草を乾燥させて肥料や消臭剤として利用できる。
ADVERTISING
商品名に入った「蘇」には、「よみがえる」という読みがあり、野生動物による食害や近年の環境変化で危機的な状況にある伊吹山の自然を蘇らせ、ストレス社会を生きる人々のウェルネスを伊吹山を起点に蘇らせたいという願いを込めている。資生堂クリエイティブは、湯文化や所作における日本の伝統美に着目したコンセプトの策定や、ロゴやパッケージなどのデザインの側面から同製品の開発を支えた。
2023年5月に立ち上がった蘇湯プロジェクトは、1300種の植物や280種の薬草を育んできた、滋賀県と岐阜県の県境に連なる伊吹山を起点に、人々のウェルネスを創出することを目的に活動している。資生堂クリエイティブは、企業に所属しながらクリエイティブ領域などの活動を通じて、革新的なビジネスで豊かな世界の実現を試みる「イントラカルチャープレナー(社内文化起業家)」としてクリエイターが参加し、包括的なブランディングを担っている。
蘇湯SOYU
蘇湯プロジェクト
ADVERTISING
TAGS
記事のタグ
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境