資生堂が同社および提携企業社員向け子育て支援サービス「カンガルームプラス(KANGAROOM+)」で、生後3ヶ月未満の子どもを持つ全社員を対象にした「産後サポートサービス」を開始した。これにより、仕事と育児を両立するための切れ目のない支援が実現する。
資生堂は子会社のKODOMOLOGYを通じ、産前期および乳幼児から小学生までの幅広い年齢層の子どもを持つ、同社および提携企業の社員向け子育て支援サービス カンガルームプラスを、2023年4月から展開。これまで、新米パパ・ママに向けた体験型育児トレーニング、シッターサービス、小学生の職業体験プログラムなどを実施している。今回、産後間もない時期は女性にとって心身ともにサポートが必要であり、また昨今は社会的に男性育休の取得が推進されていることから、新サービスを導入する。
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新サービスは、産後ケア専門資格を持つスタッフ(保育士)が、社員の自宅に訪問し産後家族の家事育児をサポート。女性社員の心身を健康な状態に保ち、すこやかな職場復帰を支えるとともに、男性社員の育児の学びを支援し、育休取得促進を目的とする。カンガルームプラスとして社員の自宅に訪問し、サービスを提供することは今回が初めて。これにより、産前から小学校を卒業するまで、仕事と育児を両立するための切れ目のない支援が実現する。
資生堂の取締役 エグゼクティブオフィサー 常務 チーフD&IオフィサーでKODOMOLOGY社長の鈴木ゆかり氏は「『親』という大きな役割が加わったことを、母親だけの役割とすることには限界があり、子育てには父親や地域、そして企業を含めて社会全体がもっとここに手を差し伸べていく必要があると考えています。産後、まとまった睡眠時間を確保できたり、読書など自分のための時間を持てたり、こうした小さな日常を得られることで、母親や家族のメンバーが心身にゆとりを得て、これまで以上に豊かな人生への希望を抱けるように。カンガルームプラスはこうした思いを形にし、仕事と子育ての『日本の新たな両立の姿』を創ることに貢献していきます」とコメントした。
■資生堂:公式サイト
■KODOMOLOGY:公式サイト
切れ目のない子育て支援のイメージ図
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