Image by: FASHIONSNAP
「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「シュプリーム(Supreme)」などを傘下に収める米大手アパレル・フットウェアメーカーのVFコーポレーション(VF Corporation)が、傘下「ヴァンズ(VANS)」の社長 ケビン・ベイリー(Kevin Bailey)の辞任を発表した。後任は未定だとしている。
ベイリーは、2009年から2016年までヴァンズの社長を務め、2022年3月に同職に復帰。その後約1年半にわたってブランドを率いてきた。今後はVFコーポレーションのブラッケン・ダレル(Bracken Darrell)CEO直属のエグゼクティブリーダーシップチームに異動となり、責任者としてVFコーポレーションのビジネス計画を監督する。なお、後任が見つかるまでの間は一時的にダレルがヴァンズの社長を兼任する。
ADVERTISING
VFコーポレーションの発表によると、2024年2月期第2四半期のヴァンズ事業の営業収益は、前年同期比21%減となる7億4880万ドル(約1132億7322万円)。ヴァンズ事業の業績は2024年2月期下期中に回復しない見通しだとしている。
同社が抱える他のブランドを見ると、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」が同19%増となる11億2880万ドル(約1706億4859万円)と2桁成長を記録。「ティンバーランド(Timberland)」と「ディッキーズ(Dickies)」はそれぞれ同7%減、同8%減と減収だが、ヴァンズのみ主要ブランドで唯一の2桁マイナス成長と不振が目立っている。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境