イベントに参加したソミ
Image by: ルルレモン
「ルルレモン(lululemon)」が10月11日、新たなキャンペーン「Find Your Wellbeing(あなたのウェルビーイング)」に関したイベントを韓国・ソウルで開催した。チョン・ソミ(Jeon Somi、以下ソミ)やBIGBANGのソル(SOL)、RedVelvetのイェリ(Yeri)といったセレブリティや、韓国、日本、シンガポール、香港、台湾、タイ、台湾、マレーシアなど、アジア各国のメディア関係者が来場し、ヨガや食事、ウェルビーイングについてのパネルディスカッションなどのプログラムを楽しんだ。
同イベントは、ルルレモンがウェルビーイング領域におけるブランドの活動指針として2021年から行っている調査「グローバル・ウェルビーイング・レポート」をもとに実施。同調査は、人々のウェルビーイングの状態をベンチマークし、健康指数を向上させるための要因と障壁を探るためのもので、3度目となった今年は、2023年5月1日から6月6日までの約1ヶ月間、14ヶ国(アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、韓国、香港、中国、タイ、日本)の各1000人、計1万4000人を対象に調査が行われた。今回の調査結果では、新型コロナウイルス最盛期の2021年の調査結果と比較して大きな改善が見られなかったこと、アジア各国の数値が欧米諸国と比較して低く、特に韓国での調査結果が低かったことから、ソウルでのイベント開催に至った。
ルルレモンでは、ウェルビーイングを形成する要素として「運動(Movement)」「社会における人と人との繋がり(Social connection)」「メンタル(Mental)」の3つを軸に、イベントを企画。朝9時から行われたヨガのレクチャーでは、体を動かす時間に加えて、参加者同士のコミュニケーションを促進するアクティビティや、サウンド・バスの演奏による瞑想の時間を用意した。
昼食は、ミシュランガイドで2つ星に輝いた創作料理のレストラン「ミングル(mingles)」が提供。ミングルのカン・ミング(Kang Min-goo)シェフは、ルルレモンとウェルビーイングやサステナビリティについての考えが一致したことから今回のコラボに至ったといい、同イベントのためだけにキュレーションされたコース料理が振る舞われた。参加者は、昼食を摂った後、イベント会場に移動。会場には、来場者が「自己投影︎(Self Reflection)」するための没入体験型の展示として、ガーデンアーティストのハイ・イファ(Hai Ihwa)による作品とともに「繋がる(Connect)」「耳を傾ける(Listen)」「平穏(Calm)」といった文字が描かれた鏡を設置し、来場者がその言葉について考えながら自分自身を見つめ直すことができる空間に仕上げた。担当者は「韓国、特にソウル市内の人々は『パリパリ(빨리빨리、早く早く)』という言葉を多用し、常に忙しなく日々を過ごしている。この会場の外にも高層ビルが立ち並んでいるが、そんな都会の喧騒の中のオアシスとして楽しみながら、『一度立ち止まって深呼吸をして、自分自身を見つめ直そう』というメッセージを感じ取ってほしい」と話した。
パネルディスカッションでは、ルルレモンのアジア太平洋地域のバイスプレジデントを務めるガレス・ポープ(Gareth Pope)が登壇し、「今回の調査結果から分かるように、世界の多くの人々が望んでいるウェルビーイングレベルに到達していないのが現状。そこに存在する障壁や、社会的なルールがもたらすストレスをいかに見つけることができるのかがウェルビーイングそのもの。韓国は、ファッションやビューティ分野の発展速度が速く、そこに携わる人々は休息の時間が足りていない。心身ともにウェルビーイングな状態を保つためには、真の意味で自分自身をさらけ出して共有し合える存在が必要なので、今回は参加者のみなさんと対話をしながら、それぞれのライフスタイルに合うウェルビーイングを見つけていきたい」と挨拶。また、ルルレモンのキャンペーンに登場したソミとBIGBANGのソル、同ブランドのアンバサダーを務める動画クリエイターのウィーパーク(WePark)や精神科医のオ・ジンソン(Oh Jin-Sung)も登場し、ウェルビーイングな状態を保つためのアドバイスを行った。イベントには、ソミやソルの他にも、アジア各国から俳優やインフルエンサーなど、Z世代の支持を集めるセレブリティが参加。日本からは、俳優の朝比奈彩と歌手の岩橋玄樹が来場し、食事やアクティビティを楽しんだ。
ルルレモンがウェルビーイングをコンセプトに掲げる理由について、アジア太平洋地域のマーケティングを担当するバイスプレジデントのネイサン・チャン(Nathan Chang)は「ルルレモンは『人々のウェルビーイングをサポートする』という理念を持っている。ウェルビーイングとは、人々が気持ち良く生活できる社会にするための考え方で、我々は気候変動と同等かそれ以上に大きな課題として扱っている。現状の改善に向けて、身体的、精神的、社会的な健康という3つの柱をもとに、世界の人々にアクティビティの機会を提供できるよう、今後も取り組みを続けていきたい」と語った。
アジア各国での数値の結果については「アジアの中でも、特に韓国や日本、香港では、社会的なプレッシャーがかなり高い。それには文化的な側面もあり、特に男性にとっては、メンタルヘルスについて話すことが一般的ではない。だからこそ、ブランドとして『メンタルヘルスやウェルビーイングについて話すのは当たり前のことだ』と示すことが重要だと考えている。今回の調査では、全体の約12%の人しか、自身のウェルビーイング状態に満足できていない。つまり、88%の人々はウェルビーイングに興味がないか、満たされた生活が送れていない。私たちが目指しているのは、この数字を逆転させること。今後も、調査結果の発表を続けることで人々のウェルビーイングに対する認知を高めることに加えて、フィジカルなイベントや商品、キャンペーンを打ち出していきたい」と話し、アジア各国でのウェルビーイングへの意識を高めていく方針を明らかにした。
イベントに参加したソミ
Image by: ルルレモン
岩橋玄樹
Image by: ルルレモン
岩橋玄樹
Image by: ルルレモン
朝比奈彩
Image by: ルルレモン
朝比奈彩
Image by: ルルレモン
BIGBANG ソル
Image by: ルルレモン
BIGBANG ソル(左)、ソミ(右)
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タイ出身の女優 Thanearng
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タイ出身の歌手 Koen
Image by: ルルレモン
マレーシア出身のシンガーソングライター Jenn Chia
Image by: ルルレモン
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