オンが展開する中綿入りジャケット
Image by: FASHIONSNAP
スイス発のスポーツブランド「オン(On)」が、ライフスタイルアパレルのラインナップを強化している。その一環として、2023年秋冬コレクションでは、初の中綿入りジャケットを発売した。
オンでは、これまで、パフォーマンス時の実用性を重視したウインドブレーカーのような薄手のアウターを多く展開していたが、よりタウンユースのニーズに応えたアイテムとして、中綿入りジャケットを企画した。サステナビリティを意識した要素として、素材には再生プラスチックボトル由来の化繊中綿を100%使用。背面には、ランニング時などにも着用できるよう、通気性を高めるポケットを施した。ジャケット(5万380円)とベスト(3万1680円)の2型展開で、ジャケットはメンズがブラックとグレーの2色でウィメンズがブラックとグレープの2色、ベストは、メンズとウィメンズのいずれもブラックとイエローの2色をラインナップしている。
ADVERTISING
中綿入りジャケットに加えて、フーディーやスウェットなどのラインナップも増加。ワンポイントで「オン」のロゴをあしらったTシャツ(5830円)やフーディー(1万4300円)、クルーネックスウェット(1万2980円)、スウェットパンツ(1万1000円)、無地のプルオーバー(2万900円)を揃え、いずれも、オーガニックコットンやBCIコットンといった環境に優しく着心地の良い素材を採用し、トレーニングの前後や普段着として着用できるよう仕上げた。
Image by: FASHIONSNAP
なお、ランニングを主軸としたパフォーマンス向けアイテムも依然として好調で、今年9月に発売したトレイルランニング用のザック「ウルトラ ベスト(Ultra Vest)」が特に注目を集めている。ザックは、トレイルランニング時に必要なボトルなどを収納できる軽量なベストのことで、オンでは今回が初登場となったが、担当者は「クリーンなホワイトカラーでどんなスタイルにもマッチするので、男性だけではなく女性のお客様からも反応が良い。オンラインストアでは即完売で、店頭でも完売状態が続いている。想定していた以上の人気ぶり」と話した。再入荷は、来年の春夏シーズンを予定しているという。容量は5Lと10Lの2サイズ展開で、価格は1万6500〜2万680円。
Image by: FASHIONSNAP
また、10月の新作として発売したパフォーマンスシューズ「クラウドフロー 4(Cloudflow 4)」(1万8480円/いずれも税込)は、通常カラーに加え、パリとリヨンで店舗を展開しているランニング専門のシューズショップ「ディスタンス(Distance)」とのコラボレーションによる限定エディションを発売。同モデルは、スポーツアパレルショップではなく、「ビームス(BEAMS)」と「アトモス(atmos)」の店舗限定での展開で、ファッション感度の高い層への訴求を狙う。今後、11月以降に発売を予定しているシューズも、ランニングなどのパフォーマンス向けのスペックはそのままに、カラーやデザインのバリエーションを増やして展開する予定で、クラウドフロー 4と同様、デザイン性の高いカラーはセレクトショップ限定で取り扱うなど、販路を分けて発売する。
「クラウドフロー 4」ディスタンスの別注カラー
Image by: オン
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境