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【9月29日20時00分更新】掲載時の内容に一部誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。
フェアトレード専門ブランドの「ピープルツリー(People Tree)」のイギリス法人(People Tree Limited)が事業を清算する見通しだと、イギリスの「ガーディアン(The Guardian)」 が報じた。People Tree Limitedはサプライヤーや従業員などを含む債権者に対して、850万ポンド(約15億5100万円)以上の負債を抱えているという。
日本では、サフィア・ミニー(Safia Minney)とジェームス・ミニー(James Minney)が東京で設立した環境・国際協力NGO「グローバル・ヴィレッジ(Global Village)」のフェアトレード事業部門が前身で、「フェアトレードカンパニー株式会社」として1995年に法人化したのち、2000年に現在のブランド名での展開をスタート。イギリスでは、2001 年に別法人「People Tree Limited」で事業展開を開始。2008年に両氏が持株会社「People Tree Fair Trade Group」を創設して事業展開を開始し、英国ブランドの「オーラ・カイリー(Orla Kiely)」や女優のエマ・ワトソン(Emma Watson)などとコラボレーションを手掛けてきた。
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ガーディアンによると、同社は解散についての会議を9月28日に開催する旨の通知を債権者宛に送付したといい、解散の詳細な日程などはまだ明らかにされていない。なお、現在EUと日本での事業は運営を継続しているが、EU事業の買い付けやマーケティングはイギリスが担っていたため、今後EUでの事業にも影響を及ぼす可能性があるとしている。
【お詫び】「ピープルツリー」ブランドは、日本国内で事業を展開する日本法人フェアトレードカンパニー株式会社と英国で事業を展開してきた英国法人のPeople Tree Limitedが使用していますが、清算する見込みと伝えられたのはPeople Tree Limitedであり、フェアトレードカンパニーは引き続き日本国内において事業を展開していきます。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。
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