Image by: ANGRAECUM
ディレクターの森脇大地とデザイナーの工大器が手掛けるメンズウェアブランド「アングレカム(ANGRAECUM)」が、2024年春夏コレクションでデビューした。ファーストシーズンから、数件のセレクトショップで取り扱いが決定し、2024年の2月から3月にかけてのデリバリーを予定している。
アングレカムは、「ウィメンズアイテム特有のシルエットやディテールを取り入れたメンズ服」をテーマに製作。ファーストコレクションでは「女性の曲線美とギリシャ彫刻」をコンセプトに設定し、曲線的なシェイプや切り替え、部分的に欠損した彫刻作品のようにひび割れをイメージしたディテールを取り入れた。
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曲線的なシェイプにステッチが入ったデニムのジャケット(5万1000円)とパンツ(4万3000円)は、同型の肩や裾にダメージ加工を施した商品(ジャケット5万8000円、パンツ5万4000円)も発売。日本発のブランドとして、日本の産地で生産することにもこだわっていきたいという思いから、デニムアイテムは全て岡山の工場で製作している。
Image by: FASHIONSNAP
展示会で特に人気が高かったのは、デニムパーツを重ねて縫い合わせることでクラッシュしたイメージを表現したデニムの巻きスカート(2色展開、各3万1000円/全て税込)。「フェミニンな要素を取り入れたい男性は、ウィメンズブランドのアイテムを着用することが多いと思う。そういった需要に対してメンズウェアブランドとして新しい選択肢を提案していきたい」と語る。
幼馴染だというバンタンデザイン研究所在学中の森脇と文化服装学院在学中の工は、現在22歳。学業と並行しながらブランドを運営する2人の目標は、世界で認められるブランドへ成長すること。「ブランドのクリエイションをより研ぎ澄まし、国際的なファッションアワードの受賞も目指していきたい」とし、自社ECは展開せず、当面はセレクトショップをはじめとした卸先の拡大に注力する。
◾️アングレカム:Instagram
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