「アメリカン・エキスプレス(American Express、以下アメックス)」が、個人向けおよび中小企業経営者・個人事業主向けの「プラチナ・カード」を2枚同時に刷新した。個人向けではコロナを経て変化したライフスタイルに寄り添うためのサービスを充実させ、新たなキャッシュバックの特典などを導入。個人およびビジネス向けともに年会費は、11月1日以降の請求分から従来の14万3000円から16万5000円(税込)に改定する。
プラチナ・カードは、クレジットカードでは日本で初めて発行されたプラチナカードとして1993年に誕生。よりプレミアムな旅行体験や特別な体験をしたいユーザー向けに、世界中の厳選された1300以上のホテルで利用できる優待プログラム「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」や、「鮨 さいとう」などの予約困難なレストランを「ポケットコンシェルジュ(Pocket Concierge)」を通じて毎月優先的に案内するオンライン予約サービス「KIWAMI 50」といったサービスを提供し、プレミアムカードのパイオニアとして30年にわたり市場を牽引してきた。2018年にメタルカードを採用し、2019年には招待制から申込制に変更。利用者の具体的な年齢層や職業などは非公開としているが、近年はZ世代やミレニアル世代の利用者が増えているという。
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今回のリニューアルでは、コロナ禍で増加した日常生活の中での“プチ贅沢”のニーズに着目。ファイン・ホテル・アンド・リゾートにも使えるトラベルクレジットを年に1回2万円分進呈する「オンライントラベルクレジット」や、KIWAMI 50を含む国内外で対象としている2000店舗以上のダイニングで使うと毎回20%、年間最大合計4万円のキャッシュバックが得られる「グローバル・ダイニング」、「タグ・ホイヤー(TAG Heuer)」や「フレッド(FRED)」といったラグジュアリーブランドでのショッピングで毎回20%、年間最大3万円のキャッシュバックが付与される「ラグジュアリー・ショッピング」、「ダゾーン(DAZN)」や「フールー(Hulu)」といったデジタルコンテンツでの支払いで毎回20%、年間最大1万2000円までキャッシュバックされる「デジタル・エンターテインメント」などを導入し、これまで海外旅行で使える優待特典が強みの一つとなっていたプラチナ・カードを日常生活の中でも使いやすいようにアップデートした。
ビジネス向けの「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」では、広告宣伝費やアプリケーションなどのコストを通年で年間最大3万円キャッシュバックする特典や、サイバー攻撃を受けた際に損害賠償をはじめとする各種対応費用を年間最大200万円まで補償する「ビジネス・サイバー・プロテクション」など、本業に集中できる特典を用意している。
アメリカン・エキスプレス カード事業部門の水村直美副社長は、アップデートを繰り返しながら市場を牽引してきたプラチナ・カードのリニューアルに際し、「ニーズに応えるために利用者の声をしっかり聞きながら、新しいベネフィットを取り入れるなど、アップデートを取り入れながらマーケットを引っ張っていきたい」とプラチナカードのパイオニアとしての意欲を示した。
個人向けの「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」
Image by: FASHIONSNAP
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