Image by: FASHIONSNAP
ケリング(Kering)の会長兼CEO フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)が9月7日、ピノー一族の持株会社アルテミスを通じて米タレントエージェント会社のクリエイティブ・アーティスツ・エージェンシー(CREATIVE ARTISTS AGENCY以下、CAA)の過半数株式を取得した。
CAAの共同会長を務めるブライアン・ロード(Bryan Lourd)、ケビン・フベイン(Kevin Huvane)、リチャード・ロベット(Richard Lovett)は、今後も同エージェンシーのもとで働く意向で、取引成立後も現職に留まるという。今回の株式取得における取引額は公開されていないが、「ブルームバーグ(Bloomberg)」によればCAAの企業価値は最低でも70億ドル(約1兆円)を超えるとされている。
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ケリングは、「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」、「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」など複数のブランドを傘下に持つグローバルラグジュアリーグループ。今年の7月には、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」の株式30%を17億ユーロ(約2614億円/当時)で取得した。
CAAは、1975年にアメリカ・カリフォルニア州で設立。同エージェントには、トム・ハンクス(Tom Hanks)やゼンデイヤ(Zendaya)、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)、ウィル・スミス(Will Smith)、西島秀俊といった俳優陣をはじめ、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)やビヨンセ(Beyonce)など音楽アーティストのタレントが所属し、他にもバスケットボールやサッカーなどスポーツ選手も多数在籍している。
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