コーセーが展開する、日本発メイクアップブランド「アディクション(ADDICTION)」が、アメリカに進出し、ECサイトを開設した。ローンチを記念しニューヨークの百貨店 ブルーミングデールズ59th Street店に、ポップアップストアを10月5日までオープンしている。なお、アメリカでは「アディクショントーキョー(ADDICTION TOKYO)」として展開する。
アディクションは、自分らしいスタイルを求めるすべての人たちのために、バリエーション豊かな色と質感を取り揃え、一人ひとりの個性を最大限に生かしたスタイルを創り上げるメイクアップブランドとして2009年7月に誕生した。これまでに2016年に香港と韓国、2017年に台湾、中国越境ECに進出し、グローバル展開を進めてきた。今回のアメリカでの出店は欧米初。
ADVERTISING
アメリカのECサイトは、ブランドを代表するシングルアイシャドウ「ザ アイシャドウ」全99色、「ザ マットリップ リキッド」全18色、「ザ ブラッシュ」全28色などを取り扱う(一部未発売製品あり)。 ブルーミングデールズでのポップアップストアでは、レイヤリング、ミックス、マッチングが可能なさまざまなテクスチャーの99色のザ アイシャドウに焦点を当てるほか、チーク、リップカテゴリーを揃える。
また9月開催のニューヨーク・ファッションウィークで、「マンサー ガブリエル(MANSUR GAVRIEL)」と「エリア(AREA)」のバックステージに、アディクションのクリエイティブディレクター KANAKOが参加。メイクアップアーティストチームとともに、アディクションの製品を使った新しいビューティルックを披露する。
KANAKOは、「私はブランドの哲学とそのルーツであるメイクアップ・アーティストリーに深く共感しています。そして、高品質なメイクアップ製品を作ることで、あらゆるひとを助けることが私のゴールです。それは、プロ仕様ということを念頭に置きながらも、誰もが自分の中のアーティスト性に気づくような使いやすいものです。皆さんに、自分自身の美しさを楽しみ、受け入れながら、いろんなルックや色、質感、そして製品を恐れずに試してほしいです」とコメントしている。
コーセーでは創業80周年となる2026年に向けた中長期ヴィジョン「VISION 2026」で、北米を含む海外売上比率を50%にまで成長させる計画を進めている。2022年度の海外売上比率は43.6%で、そのうち北米事業は13.9%を占める401億4100万円(前期比22.7%増)を計上。北米事業は、「タルト(tart)」を主軸に雪肌精を大手流通に向けに販売し好調に推移する。今後、日本で成長するアディクションを育成させることで、同事業の拡大を図る。
アディクション:アメリカ公式ECサイト
Image by: アディクション
アディクション クリエイティブディレクター KANAKO
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境