Image by: JUUKIFF
韓国出身のハ・ジュミ(JOOMI HA)と日本出身のカワイルカが手掛けるニットアンダーウェアブランド「ジューキフ(JUUKIFF)」が、2024年春夏シーズンに本格的にデビューする。韓国と日本を拠点に展開し、日本では一部取り扱い店舗で2024年3月頃の発売を予定している。
ハとカワイは共に、セントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins)のファッションデザイン学科ニットウェア専攻を卒業。ハは、韓国のドメスティックブランドでニットウェアデザイナーを務めた後2021年にインナーウェアブランドとしてジューキフを立ち上げたが、活動は小規模だったという。カワイは、「イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)」や「タイガタカハシ(TAIGA TAKAHASHI)」でデザイナーとして経験を積み、2022年に共同ディレクターとしてジューキフに加入。今季からは、前身のインナーウェアブランドとしての在り方をベースに、ニットに特化し、アンダーウェアアイテムを中心に展開するサステナブルなニットウェアブランドとして本格的にブランドを始動した。
ADVERTISING
「ESSENTIALISM(本質主義)」を重視し、“ファッションと環境のバランスを追求する”という視点からニットウェアの製造技術を再解釈。混紡素材はリサイクルプロセスが非効率であることを受けて、より効率的な循環システムのために、7割のアイテムにテンセルやコットンなど単一材料を使用した。加えて、アンダーウェアアイテムから繊細なレース編みのトップスまで、多くのアイテムにホールガーメント技法を採用することで、シームレスな着心地の良さと、高いリサイクル効率を実現。また、継続的に生分解性素材を見つけ商品化していくことを目指し、愛知県のシルクメーカー ハセガワとパートナーシップを結びサステナブルなシルクも一部で取り入れており、今後も衣類リサイクルの専門家と積極的に協力していく考えだ。
2024年春夏コレクションでは、ネリ・オックスマン(Neri Oxman )が提唱する「マテリアル・エコロジー」から着想。過ち、混沌、共感、喜びといった、思春期から大人への過渡期にも包含されるさまざまな感情を表現したという。 デッドストックのランジェリーレースから発想したというレース編みのニットトップス(3万5200円)やレギンス(3万1900円)もホールガーメントで製作。ボンデージから着想したトップス(3万3000円)、スカート(3万6300円)は、単一素材とシンプルな要素で、流動的な構造とデザイン性を実現した。
Image by: JUUKIFF
クローゼットの中身を減らすことにつながればそれもまたサステナブルであるという考えから、1着で様々な着方を楽しむことができるアイテムを多く展開。消臭効果のあるペパーミントやPBTを混紡したビスコースを使用したブラトップ(3色展開、1万8150円)とブリーフ(3色展開、1万9800円)は、水着としても着用可能。オーバーサイズのロングスリーブシャツ(3万4100円/全て税込・予定価格)は袖を結んでスカートやベアトップとして着用するスタイルも提案し、レイヤードが楽しめる透け感のあるアイテムを多く揃えた。
Image by: JUUKIFF
◾️JUUKIFF:公式サイト
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
Image by: JUUKIFF
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境