トリロジーの製品
Image by: FASHIONSNAP
ニュージーランド発オーガニックスキンケアブランド「トリロジー(trilogy)」が、日本での展開を強化する。7月にマッシュビューティーラボと日本における総販売代理店契約を締結し、同社主導でSKUの拡充や一部製品の値下げといったローカライズを推進することで、認知度および売上の拡大を目指す。トリロジーのアジアセールスマネージャーのカーター・ヤン(Carter Yan)氏は、「今回強力なパートナーと共に日本展開を加速させることができワクワクしている。3〜5年で売上3倍は達成できると予想している」と目標を掲げた。
トリロジーはニュージーランド人姉妹のサラとキャサリンによって2002年に誕生した。可能な限りピュアな植物成分を採用し、環境保護や動物愛護のほか、フェアトレードへ積極的に参加。オーガニック認定100%の「ローズヒップオイル」は、アフリカ南部のレソト山岳地帯で採取したもので、国連によるUN Womanとパートナーシップを結び、現地の女性たちの雇用拡大にも尽力している。
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日本には2008年に上陸し、オーガニックコスメおよびローズヒップオイル美容の先駆者として展開。今回、ブランドが掲げる理念「倫理的に、環境的に、そして社会的に“より良い”判断を実行しようと心がける」と、マッシュビューティーラボが掲げる理念「人にも環境にも優しいナチュラル&オーガニックの商品を通して、お客さまに幸せを届ける」が合致し提携した。
今回の提携により、マッシュビューティーラボによる、長年の日本のオーガニック市場でのノウハウから、一部製品の処方をアップデート。元々15製品の展開だったが、8月に7製品を追加。9月14日には、「次世代レチノール」と呼ばれるバクチオール配合の「ロザピン Bオイル」(30mL 税込6270円)やトリロジーオリジナルブレンド成分「グリカブレンド」を取り入れた「ニュートリエント+ ファーミングセラム」(30mL 同5280円)、フレッシュなビタミンCを届ける2週間の集中美容液「Cブースター トリートメント」(15mL 同4290円)など、日本初上陸アイテムや新ラインの製品を発売する。一部製品の値下げは、幅があるもののアイコン製品「ローズヒップオイル」(20mL 同3740円)は約20%価格を下げた。販売先は既存の「コスメキッチン(Cosme Kitchen)」と「ビープル(Biople)」での展開を継続し、新たに「メイクアップキッチン(Make↗Kitchen)」でも取り扱う。
ヤン氏は「世界的に若年層が早い段階からエイジングケア製品を取り入れ、日本では特にブライトニングのニーズが高いことから、まずはこのふたつを強化する。ありがたいことに、ローズヒップと言えばトリロジーと知っていただけているが、私たちはお客さまの10年後の肌の美しさを守るため、機能や効果についても研究を重ねている。日本はローカルブランドを含め非常に競争が激しい市場だが、私たちの製品の機能性や心地よさ、理念をより多くの方に届けていきたい」と語った。
■コスメキッチン:公式サイト
トリロジーの製品
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