PELIがディレクターを務める「パメオポーズ(PAMEO POSE)」が、2023年秋冬コレクションと2024年春夏コレクションのランウェイショーを国立競技場の大型駐車場で開催した。10周年を記念した初のランウェイショーで、テーマは「MY WAY」。人それぞれが持つカルチャーを持ち寄って形成されるクラブカルチャーを表現しており、クラブに行く前のはやる気持ちを表したハイテンポな音楽でショーがスタートした。
パメオポーズは、PELIをディレクターに2013年2月にスタート。当初は「カステルバジャック(JC DE CASTELBAJAC)」や「ヴィヴェッタ(VIVETTA)」など、ボーダレスなブランドをセレクトするオンラインセレクトショップとして運営していたが、2014年春夏シーズンからオリジナルコレクションをスタート。2016年スプリングコレクションから、コレクションブランドを意識した体制にシフトした。
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今回のショーは、フリルやレースを使用したガーリーなルックからデニム生地のセットアップ、MA-1など構成したボーイッシュライクなルック、黒のシアー素材やチュールを用いたワンピースでシックな雰囲気をまとったルックなどを披露。その中には「コンバース(CONVERSE)」とコラボレーションした約8㎝の厚底スニーカーと、アイウェアブランド「イナリ(INARI)」とコラボした子犬のような耳のデザインがポイントのサングラスが登場した。
Image by: FASHIONSNAP
また、2022年以来2回目のコラボとなる、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のアイテムも披露された。今回は「黄金の風」シリーズに登場するジョルノ・ジョバァーナ、ブローノ・ブチャラティ、レオーネ・アバッキオなどのキャラクターをそれぞれイメージしたアイテムを展開。9月12日に販売を開始する。
Image by: FASHIONSNAP
今回のショーでトリを飾ったのは、PELIが初期の段階からDJとして参加している「ファンシーヒム(fancyHIM)」のイベントに出演した経験を持つ、「ル・ポールのドラァグ レース」で知られるチャリティ・ケース(Charity Kase)。普段はホラーを軸としたメイクが印象的だが、今回はデザイナーたっての希望でクイーン風のメイクを施し、羽のような装飾が付いたトップスと、ガーターベルトのようになったボトムスが特徴のオールインワンに身を包んだ。ニーナ・ハーゲン(Nina Hagen)の歌う「My Way」をリップシンクしながらランウェイを歩き、会場の観客たちを魅了した。
ショーを終えたPELIは、「クラブ繋がりのスタッフたちと10年一緒にやってきた。それの節目として、マイウェイというテーマにした。何もかもが初めてだったが、皆さんに助けていただきながら無事開催することができた」とコメント。会場には約1000人の観客が来場。倖田來未や西内まりや、馬場ふみか、マドモアゼル・ユリア、吉田沙世、横田ひかるなどが参加した。
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