アートディレクター永戸鉄也とファッションやデザイン、プロダクトなど幅広い分野で活躍する倉石一樹がタッグを組んだブランド「ダストネーション(DUSTNATION)」が、2024年春夏シーズンに本格始動する。今後は1年に2回、春夏と秋冬に分けて新作コレクションを発表する。
ダストネーションは、「壊れた世界とポジティブに対峙するための戦闘服」をテーマに2021年にスタート。ジャカードニットをブランドの核として、日本国内の工場、職人と連携しながらコットンニットの可能性を追求するアイテムを不定期にリリースしてきた。2022年末に永戸が中国・上海で個展を開催したことをきっかけに日本、中国でブランドプロデュースを手掛ける「エヌワン アトリエ(NONE ATELIER)」がブランドの運営会社として参画することが決まり、2024年春夏シーズンでの本格デビューに至った。
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Image by: FASHIONSNAP
2024年春夏シーズンでは、引き続きブランドの中心となるジャカードニット(3万9600〜6万500円)のほか、新たにTシャツ(8800〜9900円)やスウェット(2万4200〜2万8600円)、アウター(6万3800円)、トラックジャケット(3万8500円)などを展開。ミリタリーやアウトドアの要素を持たせつつ都会的なムードに落とし込んだ全31型をラインナップする。
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メインターゲットは20代後半〜30代後半の男性。「ラグジュアリー層とストリートウェアを好む層の両方に興味を持ってもらえるラインナップになっているので、自分のライフスタイルやファッションスタイルに合わせて着こなしを楽しんでほしい」と永戸。
同ブランドは、エヌワン アトリエが運営に携わったことで、今後は日本だけでなく中国でも展開を開始。日本ではセレクトショップへの卸売のほか、自社ECの立ち上げを予定しており、中国では上海のファッションビルに入居するセレクトショップでの取り扱いが決まっているという。ブランドのグラフィックデザインを手掛ける永戸は、「50歳を迎えて自分のブランドを本格始動するとは夢にも思っていなかった。これまでとは違った形で、異なる価値観の人たちと一緒にブランドを運営していくのが楽しみ」とコメント。今後については、「まずはブランドの知名度を上げていくことを最優先事項として運営していく。より多くの人に愛されるブランドになるために必要なことを考え、実行していきたい」と語った。
■DUSTNATION
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