資生堂が、日本政府観光局(JNTO)や星野リゾート、全日本空輸、三越伊勢丹といった日系のパートナーと協業し、メッセンジャーアプリWeChatのミニプログラム内で、中国人生活者に対して日本の美を発信するデジタルプラットフォーム「观美日本(GUAN MEI RI BEN/グアンメイリーベン)」を始動した。日本に根付いてきた文化を五感で体験できるモノ・コトや、日本人ならではの視点や発想で生まれた流行のモノ・コトを中国人生活者の興味関心が高い5つのカテゴリーで発信し、インバウンド需要の再活性化および日本経済活性化への貢献を目指す。
中国では新型コロナウイルス感染拡大の影響で、長期にわたり海外旅行が制限されたことから、中国人生活者が日本にまつわる情報に触れる機会が減少。日本の観光やサービスに対する興味関心も低下した。行動制限が緩和された現在、海外旅行への意欲が大幅に上昇し、訪日旅行では日本独自の文化やサービスの体験を重視する傾向が強まっているという。观美日本では、訪日旅行と体験型消費を促進することを目的に、業界横断型で日本の情報を発信していく。
ADVERTISING
观美日本は、日本の漢字で「観美日本」を意味。中国人生活者の興味関心が高い5カテゴリーである「景」(日本特有の風土や話題性のある景色を楽しめる場所)、「食」(日本特有の調理法、四季の彩や素材を味わえる食事やお店)、「顔」(日本特有の美容習慣や日本の最新技術によって生まれた化粧品やサービス)、「感」(日本特有の文化・おもてなしの体験や人とのコミュニケーションを通じたふれあい)、「物」(日本特有の感性・知恵・細部へのこだわりや、サステナブル性のあるメイドインジャパンの物)の観点から、日本の美しさを紹介する。
参画企業は上記のほか日本航空、大丸松坂屋百貨店、高島屋、阪急阪神百貨店、松屋の全8社。後援として日本政府観光局(JNTO)が名を連ねる。
■資生堂:公式ホームページ
观美日本の利用イメージ
Image by: 資生堂
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境