Top Photo:1994年 上海 ©Yoshihiko Ueda
サントリーウーロン茶をめぐる中国20年間の夢の軌跡
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写真家 上田義彦による写真集「いつでも夢を」の出版を記念した個展が、gallery ON THE HILLにて8月13日(日)まで、小山登美夫ギャラリー六本木にて8月26日(土)まで同時開催中。
1957年に兵庫県で生まれ、24歳の時に「流行通信」でデビューして以来、40年以上にわたって写真界の第一線で活躍する上田義彦。
アートと広告の垣根をも超越する一貫した美学によって、神聖な森や川、自身の家族、ポートレート、建築など、多様な被写体と向き合い続けてきた。
2023年までに40冊もの写真集を刊行してきた彼は、2021年公開の映画「椿の庭」で初めて監督、脚本、撮影を務め、映画監督としても大きな注目を集めている。
新たに発売される写真集「いつでも夢を」には、今なお広告写真の金字塔として語り継がれるサントリーウーロン茶のシリーズを収録。
1990年から2011年にかけて約20年間、南は海南島から北はハルビンへと中国各地を巡って撮影された今作は、大きく変容していく中国を写し出す歴史の記録とも言える。
広大な地にぼんやりと霞んだ空気の層が漂う独特な眺めと、その時代を生きる人々の営みを映し出した美しいイメージは、上田が「遥か感」という言葉で表現するように、人々の胸に忘れ難い余韻を残した。
gallery ON THE HILLの写真展では、広告写真として 8×10カメラで撮影された作品と共に、ロケの合間に35mmフィルムカメラで撮影されたスナップ約200点を展示販売。
自身で現像を行う上田によって、写真そのものが持つ美しさが実験的な額装で体現された。
小山登美夫ギャラリー六本木では女性のポートレートが中心に展示され、時代や場所を超えた普遍的な女性像を通し、上田の写真の力強さとたおやかさを存分に感じることができる。
穏やかな喜びが通底する、かつての中国の光景。
大きな時空間をたたえた名作が、ノスタルジーを帯びて今に輝く。
AKAAKA ART PUBLISHING, INC.
075-746-7949
【Yoshihiko Ueda Photo Exhibition “いつでも夢を”】
DATE:8月13日(日)まで開催中
※月曜定休
TIME:12:00pm~7:00pm
※最終日は11:00am~5:00pm
PLACE:代官⼭ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラム gallery ON THE HILL
ADDRESS:東京都渋⾕区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1階
ADMISSION:¥500
※⾼校⽣以下無料
WEBSITE:onl.bz/uq5UPjx
【Yoshihiko Ueda Photo Exhibition “いつでも夢を・永遠要憧憬”】
DATE:8月26日(土)まで開催中
※日曜、月曜、祝日休廊
※8月13日(日)〜21日(月)夏季休廊
TIME:12:00pm~7:00pm
※最終日は11:00am~5:00pm
PLACE:小山登美夫ギャラリー六本木
ADDRESS:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2階
ADMISSION FREE
WEBSITE:tomiokoyamagallery.com/exhibitions/yoshihikoueda2023/
【Yoshihiko Ueda “いつでも夢を”】
RELEASE DATE:8月予定
PRICE:¥14,300
AVAILABLE TO BUY FROM:www.akaaka.com/publishing/alwaysdream
※現在プレオーダー受付中
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