西武のロゴ
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セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイ)が、百貨店子会社のそごう・西武を9月1日に約2100億円で売却する方向で最終調整に入ったと複数メディアが報じた。そごう・西武の広報担当は、売却内容や決定に関しては「回答しかねる」とコメントしている。
そごう・西武の売却を巡っては、ソフトバンクグループ傘下の米投資ファンド フォートレス・インベストメント・グループ(以下、フォートレス)が取得する予定。フォートレスは昨年時点で優先交渉権を獲得し、取得額は2000億円以上を提示したと報じられている。ヨドバシカメラの持株会社であるヨドバシホールディングスがビジネスパートナーとなり、具体的な百貨店事業の運営方針を固めていたが、計画ではそごう・西武の店舗に「ヨドバシカメラ」の出店が含まれていたことから協議が難航し、今年2月に実施予定だった売却は2度にわたり延期されていた。今回の報道では、交渉は長期化していたが概ねの合意に至り、近日開催される臨時取締役会で承認される方針という。
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そごう・西武の労働組合は、売却後の従業員の雇用の維持を求めるストライキを検討している。全国の組合員を対象にストライキ権の確立に向けた投票を行っており、7月25日の今日、開票結果の発表を予定している。賛成が過半数となった場合、ストライキ権が確立される。
◾️セブン&アイ・ホールディングス:公式サイト
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