フレグランス大手のインターパルファム(INTER PARFUMS)が、「ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)」のフレグランスにおけるグローバルでの独占的なライセンス契約を締結した。契約にはフレグランスのほか関連製品の製造・販売も含まれる。同フレグランス事業はイタリア法人のインターパルファム・イタリアが管理する。
ロベルト・カヴァリは1970年に設立したイタリアのラグジュアリーライフスタイルブランド。ウィメンズ、メンズ、キッズのアパレル、ファッションアクセサリー、ホームコレクション、フレグランスを展開している。また、コンテンポラリーラインとして「ジャスト・カヴァリ(Just Cavalli)」も擁する。2019年にドバイの投資会社ビジョン・インベストメント(Vision Invest)がロベルト・カヴァリの親会社であるイタリアの投資会社クレシドラ(Clessidra Holding S.p.A.)から全株式を取得し、現在にいたるまで運営している。
ADVERTISING
フレグランスは2002年に登場。ロベルト・カヴァリおよびジャスト・カヴァリで展開し、2014年にはラグジュアリーフレグランスコレクションとして「ロベルト・カヴァリ ゴールドコレクション」も発表した。元々はフレグランス製造を行う大手ICRの子会社であるITFとライセンス契約を結んでいたが、2011年にコティ(COTY)に移行していた。
インターパルファム社のジャン・マダー会長は、「カヴァリとクリエイティブディレクターであるファウスト・プグリシとのパートナーシップの可能性に熱意をもっています。私たちは、フレグランスのポートフォリオをよりモダンに向上させ、強力なグローバルブランドの存在感を構築し、オムニチャネルを強化し、認知度を高めていきます」と期待寄せ、2024年にブランドを拡張させ、2025年に女性向けの新しいフレグランスを発表する計画を明かした。
ロベルト・カヴァリの最高経営責任者であるセルジオ・アゾラーリは、「インターパルファムとのパートナーシップを楽しみにしています。フレグランスとビューティは、ブランドにとって世界観をより多くのお客さまにお届けするための重要な柱であり、これ以上のパートナーはいません。インターパルファムは、グローバルな卓越性と能力、そしてイタリアのラグジュアリービジネスに対する深い理解を兼ね備え、ブランドの上昇軌道をサポートしてきた大きな実績があります。インターパルファムは、私たちのブランドの可能性を強く信じており、コミットメント、フォーカス、イノベーションを組み合わせて、このビジネスを発展させ、成長させるために協力していきます」とコメントしている。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境