Studio Berçot 公式サイトより引用
デザイナーのイザベル・マラン(Isabel Marant)や「ランバン(LANVIN)」のクリエイティブディレクターを務めたブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)らを輩出したフランス・パリの服飾学校「スタジオ・ベルソー(Studio Berçot)」が、閉校することを公式インスタグラムで発表した。
スタジオ・ベルソーは、1954年にスザンヌ・ベルソーがファッションデザインコースとして設立。1970年からは、マリー・ルッキ(Marie Rucki)がファッションデザインとパターン製作の専門学校として運営してきた。
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69年間の歴史の中では、自身の名を冠したブランド「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」を手掛けるイザベル・マランや、2019年から4年間にわたってランバンのクリエイティブディレクターを務めたブルーノ・シアレッリのほか、「エルメス(HERMÈS)」アーティスティック・ディレクターのナデージュ・ヴァネ=シビュルスキー(Nadège Vanhée-Cybulski)らを輩出。卒業生の一人であるマルティーヌ・シットボン(Martine Sitbon)はカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の後任として「クロエ(Chloé)」のクリエイティブディレクターに起用されており、同じく卒業生のナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)も後に同職を務めた。
同校の公式インスタグラムでは、「スタジオ・ベルソーが終了します。過去から現在に至るまで、このスタジオの成功に貢献してくださったすべての方々に謝意を表します。その名を飾った才能ある学生たちに感謝します」と投稿。海外メディアは、閉校の理由として「パンデミックによる財政難で学校の経営が立ち行かなくなった」と報道している。
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