Top Photo:「夜の浜辺でひとり」
韓国の映画監督 Hong Sang-sooの第72回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作「The Novelist’s Film(邦題:小説家の映画)」が、6月30日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺その他全国で順次公開される。
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これを記念し、「ホン・サンス特集」が映画館Strangerにて7月6日(木)まで開催中。
男女の恋愛を会話形式で描く独創的なスタイルから「韓国のGodard」や「Éric Rohmerの弟子」などと称され、韓国を代表する監督の1人として世界を魅了するHong Sang-soo。
1960年に韓国・ソウルで生まれた彼は、韓国中央大学で映画製作を学んだ後、1985年にカリフォルニア芸術工学大学で美術学士号、1989年にはシカゴ芸術学院で美術修士号を取得し、アメリカで短編の実験映画を数多く製作した。
その後フランスに数ヶ月間滞在してシネマテーク・フランセーズに通いながら映画鑑賞に明け暮れ、帰国後の1996年に長編デビュー作「The Day a Pig Fell into the Well(邦題:豚が井戸に落ちた日)」を発表。
以降、現在に至るまで精力的に作品を発表し、世界三大映画祭を含む数々の映画祭において出品や受賞を果たし続けている。
長編27作目となる「The Novelist’s Film」は、女性アーティスト同士の幸福な巡り合いを描いた友愛と連帯の物語。
今作の公開を記念した特集上映では、初期の名作「The Power of Kangwon Province(邦題:カンウォンドのチカラ)」(1998)や「Virgin Stripped Bare by Her Bachelors(邦題:オー!スジョン)」(2000)、Lee Hye-youngが同監督の作品で主演を務め、第74回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクションで上映された「In Front of Your Face(邦題:あなたの顔の前に)」(2021)など全9作品がラインナップする。
長いキャリアの中で作風を大きく変化させてきた彼の最初期、転換期、現在期における代表作品を一挙に振り返ることで、世界的作家の進む道筋を探る充実の内容となっている。
たわいないやり取りから見える、恋愛の真理や人生の本質。
ユーモアを交えた詩情豊かな映像世界を巡り、Hong Sang-sooの現在地を探って。
STRANGER
080-5295-0597
【Hong Sang-soo Film Festival】
DATE:7月6日(木)まで開催中
PLACE:Stranger
ADDRESS:東京都墨田区菊川3-7-1 菊川会館ビル1階
ADMISSION:一般 ¥1,600、25歳以下・シニア ¥1,200
FILMS:
「カンウォンドのチカラ」(1998)
「オー!スジョン」(2000)
「正しい日 間違えた日」(2015)
「それから」(2017)
「クレアのカメラ」(2017)
「夜の浜辺でひとり」(2017)
「逃げた女」(2020)
「イントロダクション」(2021)
「あなたの顔の前に」(2021)
【The Novelist’s Film】
RELEASE DATE:6月30日(金)
※ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
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