一畑百貨店ロゴ
Image by: 一畑百貨店
島根県にある「一畑百貨店」が、2024年1月14日に閉店する。1958年10月のオープン以来、約66年間の歴史に幕を下ろす。同店の閉店により、日本百貨店協会に加盟する島根県の百貨店の数はゼロになる。
一畑百貨店は1958年10月に松江市殿町で開店し、その後1998年4月に現在店舗を構える松江駅前に移転した。売場面積は1万4013平方メートルで、取引先数は県内外合わせて約1000社。売上高は2002年3月期の108億円をピークに年々減少し、2023年3月期には43億円まで落ち込んだ。近年の大型ショッピングモールの出店やインターネット通販の台頭により厳しかった経営状況が、新型コロナウイルス感染症の影響によりさらに厳しくなり、テナント誘致や経営体質の改善、経費削減などを実施したが経営改善が見込めず、閉店を決断したという。社員、契約社員、パート・アルバイトを含む従業員数は118人で、一部の従業員を除いて来年1月末で解雇となる予定だが、一畑グループ他社への再就職や、行政の支援を得て再就職支援活動を行う。
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また、前払式特定取引業の一畑友の会も同時に廃業予定で、一畑百貨店商品券や一畑百貨店発行の全国百貨店共通商品券、お買物ポイントの使用期限や払い戻し期間は改めて告知する予定だという。
◾️一畑百貨店:公式サイト
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