メルカリが、トレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」を展開するポケモンと、「マーケットプレイスの共創に関する覚書」を締結した。人気商品の発売情報などを事前に共有し、ユーザーに事前に注意を促すことで、より安心かつ安全に取引できる環境構築を目指す。

　ポケモンカードは1996年に最初のエディションを発売。一度人気は落ち着いたが、2018年に発売した安価なスターターデッキが新規ユーザーを開拓し、再ブームが起こった。現在は人気が加速する一方で、二次流通サイトでの高額転売や偽物の流通、カードの状態を偽っての販売、開封済商品に新品のビニールを被せて販売するシュリンク詐欺など、さまざまな問題が発生している。

　覚書の締結により、ポケモンはメルカリに対して新製品の情報提供や、ホームページでの注意喚起、小売店との連携を強化。メルカリは、ポケモンからの情報提供に基づいてアプリや公式ブログでの注意喚起を行うとともに、同社との協議をもとに高額転売と見られる一部の出品商品を削除するとしている。

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