ウーバーイーツジャパン(Uber Eats Japan、以下ウーバーイーツ)と伊藤忠商事(以下伊藤忠)、そして伊藤忠の100%出資会社であるBelongが、サステナビリティ推進における包括的業務提携契約を締結した。それに伴い、ウーバーイーツ加盟店向けにポータルサイトを開設し、サステナブル素材を利用した容器包装の販売を開始した。
同契約で、伊藤忠グループ各会社と伊藤忠の業務提携パートナーは、フードデリバリー向け梱包材や店舗向け業務用資材をサステナブル素材から製作することを担当し、Belongはウーバーイーツ加盟店がそれらを購入できるポータルサイトを運営する。ビニール袋などの包装を代替するペーパーバッグを6月8日に販売開始し、今後トレーや食品用包装紙、ドリンクカップなどのサステナブル容器包装も順次展開予定だという。ウーバーイーツでは、世界自然保護基金(WWF)監修のもと、 サステナブル容器包装の調達ガイドラインを現在策定しており、今後はガイドラインに則った商品をポータルサイト上で取り扱っていく。また、ウーバーイーツが昨年Belongと構築した、中古タブレット再利用プログラムも同ポータルサイト上で集約化され、加盟店で使われなくなった中古タブレットの調達も行う。
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ウーバーイーツは2020年に、配車事業で使用される全ての車両を2040年までにゼロエミッション化する目標を発表しており、デリバリー事業におけるサステナブル目標の発表は今回が初めてとなる。同契約を含む今回の目標は、世界中のウーバーイーツ上で配達される全ての注文において、2030年までに使い捨てプラスチックの容器包装をリサイクル素材、堆肥化素材、またはリユース素材へと転換するもので、アジア太平洋および英国、欧州地域では、先行して2025年までに全注文の80%を転換することを目標としている。
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