ほぼ日の創業者であり代表取締役社長の糸井重里が、自身が保有するほぼ日株式の一部をアルバイトや派遣社員を含む全社員約190名を対象に1人100株ずつ無償譲渡すると発表した。贈与する株式は合計約1万9000株(時価総額約6600万円)で、実施時期は8月を予定している。
同社は、1979年に有限会社東京糸井重里事務所として設立。1998年にウェブメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」を創刊した。その後、2002年に株式会社東京糸井重里事務所に組織変更すると、2016年にはほぼ日に社名を変更。2017年には東京証券取引所JASDAQ市場(現スタンダード市場)に上場した。
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糸井は、「ほぼ日刊イトイ新聞」の創刊25周年を記念して自身が保有する株式の譲渡を決断。発表に際し「創刊 25周年の記念品としてなにがいいか考えて決めました。鉢植えの苗木(株)を、いっしょに仕事をしているすべての仲間に持っていてほしかった。これからも、いっしょにこの果樹園(ほぼ日)を育てていきましょう」と綴っている。
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