「3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)」が、米国での人工妊娠中絶の権利を保証する「ロー対ウェイド判決」を最高裁が覆した出来事から1周年を記念して、「I DISSENT(訳:私は異議を唱える)」のメッセージをプリントした限定Tシャツを発売した。価格は税込2万2000円。ブランドの公式オンラインストアおよび直営店で取り扱っている。
Tシャツは、クリエイティブディレクターのフィリップ・リム(Phillip Lim)や、クリエイティブチームの若手女性デザイナーのハンナ・ショアーズ(Hannah Shores)、エミリー・ジュング(Emily Jung)らが共同でデザイン。百合とチューリップのフラワープリントは、ショアーズとジュングがデザインルームで花束を少しずつ破壊していく過程をモチーフにした。生命や希望に満ちた花が枯れていく様子から喪失感と悲嘆を、突き抜ける黄色の筆跡とパワフルな「I DISSENT」のメッセージを用いて女性の強いパワーやブランドの姿勢を表現したという。
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3.1 フィリップ リムは、2005年にリムと女性CEOウェン・ゾー(Wen Zhou)が共同で設立。従業員の大半が女性であり、レプレゼンテーション(代表性)やインクルージョン(包括)、ダイバーシティをブランドとして尊重している。リム本人も、黒人差別に異を唱える「Black Lives Matter」運動や近年のアジア人差別をはじめとして、社会問題について個人のインスタグラムで精力的に発信している。
■3.1 フィリップ リム:公式オンラインストア
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