イオンが、シニアや若者向けなどシーンや年代別に5つの衣料品専門店を立ち上げた。既に千葉県船橋市のイオン船橋店で既存の「トップバリュコレクション」を含む全6店舗を試験的に導入しており、2024年2月までに関東圏の2店舗に新たに売場を出店する予定。2030年までには6店舗合わせて同社の総合スーパー店舗数の8割に相当する240店舗に広げていく計画だという。
展開していくのは、デイリーカジュアルを専門に手掛ける「トップバリュコレクション」、オケージョンウェアを展開する「スマートメドレー」、スポーツウェアの「スポージアム」、旅行にフォーカスしたウェア・雑貨などを取り扱う「プラスモーブ」、10代を中心とした若年層をターゲットにした「ダブルフォーカス」、シニア向けの「オトナギ」の計6ショップ。それぞれイオンで取り扱っているPB(プライベートブランド)、NB(ナショナルブランド)からブランドコンセプトに合ったアイテムをセレクトして販売していくほか、タレントやデザイナーなどを起用した取り組みも検討する。
ADVERTISING
今後は、ショッピングセンターなど同社の他グループ店舗での展開のほか、駅ビルといったイオングループ以外の施設への出店も視野に入れる。担当者は「GMSの衣料品は好調とは言えない状況が続いている。シニア層には受け入れてもらえている一方で、若年層の取り込みができていない課題があるので、売場をシーン・年代別に分けることで30代以下の人たちが入店しやすい環境を作ることを狙いとしている」と話した。
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境