アパレル小売業者エクスプレス(以下、EXPR)が日本時間5月24日、メンズウェアブランド「ボノボス(Bonobos)」を米小売り大手のウォルマート(Walmart)から買収したと発表した。買収価格は4月に発表されていた金額と同じく7500万ドル(約100億円)で、2017年にウォールマートが買収した際の3億1000万ドル(約410億円)を2億3500万ドル(約310億円)下回った。
EXPRは、ブランド管理会社WHPグローバル(以下、WHP)と共同でボノボスを買収。買収価格7500万ドルのうち、WHPが5000万ドル(約67億円)でボノボスのブランドを、EXPRが2500万ドル(約33億円)で営業資産をそれぞれ取得した。
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また、取引完了と同時に2社は独占的な長期ライセンス契約を締結。EXPRがWHPへロイヤルティ料を支払うことで、WHPが取得した知的財産を米国でのボノボス事業運営のために使用する権利をEXPRに付与するとしている。
EXPR最高経営責任者ティム・バクスター(Tim Baxter)は今回の買収発表に際し「この買収は当社の変革における重要なステップで、この取引が営業利益に貢献すると期待しています。2023年度には収入とフリーキャッシュフローがプラスになるでしょう」とコメントしている。
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