Image by: H&Mグループ 公式サイトより引用
H&MグループCEOのヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)が、ファッション産業の環境負荷低減に向けた国際的枠組み「ファッション協定(The Fashion Pact)」の共同議長に就任した。ファッション協定の共同設立者であり、ケリング会長兼CEOのフランソワ・アンリ・ピノー(François-Henri Pinault)の後任を務める。
ファッション協定は、2019年にフランス・ビアリッツで開催されたG7サミットで、欧米を中心とするファッションおよびテキスタイル企業32社が、気候変動、生物多様性、海洋保護の3分野で共通の具体的な目標に向かって取り組むことを誓約した協定。2023年3月15日時点で、H&Mグループ、「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を擁するケリング、「ザラ(ZARA)」の親会社であるインディテックス(INDITEX)、「シャネル(CHANEL)」、「バーバリー(BURBERRY)」、日本からはアシックスなど、62社200以上のブランドが加盟している。
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ヘルマーソンは、ファッション協定の共同設立者で、元ユニリーバ(Unilever)CEOのポール・ポールマン(Paul Polman)とともに共同議長を務める。就任に際し、ヘルマーソンは「ファッション協定の共同議長を引き受け、私たちの産業を持続可能な未来に近づけることを誇りに思うと同時に、身の引き締まる思いです。今日の気候状況において、1企業だけでは解決できない課題に取り組むため、私たちは協力する必要があります。今こそ、これまでに達成された大きな進歩を土台に、バリューチェーンのより深いところで排出削減と脱炭素の活動を加速させる時です。そして、ファッション協定が集結した際のユニークなパワーは、私たちの行動を加速させる力を持っています」とコメントした。
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