Image by: ティファニー
「ティファニー(Tiffany & Co.)」が、ティファニーニューヨーク本店の全面改装を初めて実施し、4月28日にリニューアルオープンする。2019年春にクローズして以来、4年ぶりの営業再開。リニューアル後、マンハッタンで最大規模の店舗となる同店は、名称を「ランドマーク(The Landmark)」に一新し、ティファニーがデザインするオリジナルアートワークや、初めて発表するジュエリーなどを揃える。
ランドマークは、ニューヨークの5番街57丁目に位置。1940年にニューヨーク本店が同場所に移転して以来、初の全面改装となった。リニューアルでは、元々のアイコニックな建造物やアトラスクロックが設置されたファサードのデザインはそのままに、店内空間を一新。建築家ピーター・マリノ(Peter Marino)が店内空間の再構築を担当し、日本人建築家である重松象平がパートナーを務めるOMAニューヨークが建物の中核や循環インフラの改修などを手掛けた。
ADVERTISING
建物は全10フロア構成で、全フロアに敷き詰められた寄木細工のフローリングは、1940年に開店した当時のデザインを採用。正面には、ファサードに掲げられたアトラスクロックをインスピレーション源とする新たなティファニークロックを設けた。店内中央には、彫刻的なロッククリスタル素材の手すりを特徴とする螺旋階段を用意。階段は、スタージュエリーデザイナーの故エルサ・ペレッティ(Elsa Peretti)の官能的で有機的なフォルムにインスパイアされており、3階から8階を繋ぐ。
メインフロアである1階には、ジュエリーケースをライトアップするスカイライトや、ビデオウォールを設置。ビデオウォールは、オンにするとセントラルパークやマンハッタンのスカイラインが映し出され、オフにすると鏡が現れる。このほか、全フロアでティファニーが著名なアーティストに特別に制作を依頼した未公開作品を含む40点近いアート作品を随所に展示。ダミアン・ハースト(Damien Hirst)やジュリアン・シュナーベル(Julian Schnabel)、ラシッド・ジョンソン(Rashid Johnson)、アナ・ウェイヤント(Anna Weyant)、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)などの作品を揃える。
4階には、ダイニング「ブルーボックスカフェ・バイ・ダニエル・ブリュー(Blue Box Cafe by Daniel Boulud)」を展開。ニューヨークでミシュランを獲得したレストランのオーナーシェフであるダニエル・ブリュー(Daniel Boulud)が、朝食やティータイムなど、季節に合わせたデイタイムメニューを届けるほか、プライベートダイニングエリアやアートインスタレーションのあるバーを併設する。
リニューアルオープンを記念して、限定デザインやオリジナル商品を発表。ダイヤモンドウォッチや限定のホームオブジェなどの展開を予定している。また、ハイジュエリーコレクションの展示や、デザインを刷新した128.54カラットの「ティファニー ダイヤモンド」の初披露などが行われる。
ジミン
Image by: Tiffany & Co.
Image by: ティファニー
Image by: ティファニー
Image by: ティファニー
Image by: ティファニー
Image by: ティファニー
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
READ ALSO
あわせて読みたい
RANKING TOP 10
アクセスランキング
銀行やメディアとのもたれ合いが元凶? 鹿児島「山形屋」再生計画が苦境