近年さまざまな家庭用美顔器が登場するなか、ハンズフリーの“ながら美容”が叶うヘッドフォン型EMS美顔器がある。B-by-C株式会社が開発した「FACE-PLAYER(フェイスプレイヤー)」だ。顔をバンドやマスクで締め付けるタイプの美顔器は顔が強く圧迫されたり、蒸れたりするケースもあったが、FACE-PLAYERは専用ジェルパッドを装着し好きな部位にあてるだけで様々な筋肉に効果的にアプローチしてくれるという。
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同製品について、B-by-C株式会社の広報・高窪枢美さんに話を伺った。
PROFILE|プロフィール
高窪 枢美
B-by-C株式会社
広報
筋肉に特化したビューティーブランド
ー貴社の事業概要について改めて教えてください。
弊社は2006年に一部上場企業の子会社として創業しました。2009年親会社から独立、現在の代表が就任し、美健中高年市場へ美容室、歯科医、エステサロンを中心にフェイシャルメニューなどの独自の技術や商品開発など提供する独自フランチャイズ業態をクローズドマーケットで全国100店舗展開しています。
数年前からEC事業も展開し、一般のお客さまにも直接商品を販売することで、より多くの方々に商品を知っていただけるようになりました。大手百貨店での店頭にも置いていただけるようになり、ECでの販売など様々な販路で展開しています。
今までは肌にハリやつやを、シミを改善するなど一般的ないわゆる化粧品やエステメニューを開発してきましたが、それだけでは改善できないことも多く、顔の変化において難しい課題をどうにか解決できないかと考えました。
そのような悩みを根本的に解決するために、独自の調査を行い、医療機関の先生方との議論や検証を経て、筋肉・筋膜に特化したビューティーブランド「CORE FIT(コア フィット)」を開発しました。ここでは主に筋肉を緩め鍛えることに特化した美顔器や、美容機器の効果を最大限に発揮するスキンケア、頭皮ヘアケアのメソッドを展開しており、これにより顧客の表面的な問題だけではなく、たるみやもたつきといった化粧品やエステだけだと改善するのに難しかった悩みも解決できるようになっております。
痛くない独⾃の複合波
ーFACE-PLAYERについて、概要を教えてください。
この機器は筋⾁を的確に捉え揉み動かすための、ヘッドフォン型EMS美顔器になります。1回10分、EMSによる電気信号で筋肉を動かすことでトレーニング効果を実現し、表情筋を鍛えて顔をリフトアップさせます。コリや血流を改善してたるみやほうれい線をケアしながら、顔を若々しく美しいプロポーションへと整えてくれるものになっています。ハンズフリーの「ながら美容」が叶う、ミニマルかつデザイン性の⾼いデバイスです。
周波数や電気信号の設定に関しては医学的検証が必要だっただめ、医療関係者の意見交換をしながら超音波を使用して筋肉を動かす際に、どの筋肉がどれだけ動き、どれだけ鍛えられるかを検証実験を重ねてきました。
お顔には大小さまざまな筋肉が存在していますが、それらの筋肉を効率的に鍛えるように、トレーニングに適した痛くない独⾃の複合波を搭載しています。EMSは刺激が強くて痛いといったイメージがありますが、FACE-PLAYERの周波数は表情筋にとって心地よく感じるよう設定されており、また、顔のトレーニング周波数として特許取得済みなので安心してお使いいただけます。
FACE-PLAYERは顔全体の見た目を変えることに重点を置き、正しい筋肉の鍛え方にも配慮されています。ただ鍛えるだけではなく、顔の⾒た⽬を左右する「上唇挙筋」と「眼輪筋」などのインナーマッスル「深層筋」にダイレクトアプローチし、鍛えられることがこの美顔器の特徴になります。
ー具体的にはどのような方が開発に携わったのでしょうか。
FACE-PLAYERは研究医・臨床医・専門医といった分野がまったく違う医療関係者の「トリプルコラボ」だけでなく、理学療法士や鍼灸整骨の専門家とともに「メディカルコラボ」を展開、開発をしております。医療関係者や専門家たちはそれぞれ異なる専門知識を持っているため、それぞれの立場での意見や情報を集め、理想実現に向けて取り組んでいました。
デザインと効果性を両立するため、医療現場レベルのEMS出力をコンパクトにまとめ、強度を維持し、適切な筋肉にアプローチできるヘッドフォンの形状の開発には、何回ものデザイン変更と試作品の製作を繰り返しました。
ーこだわったポイントはどちらになりますか。
主に2点ありまして、1つは痛くない独⾃の複合波を搭載しているため長時間快適に使用できるように配慮して開発されたところになります。この美顔器を使用すると、筋肉がやさしくマッサージされているような、心地よいリラックス感が得られます。製品が不快感や痛みを引き起こす場合は、効果があっても継続することが困難です。そのため、使用しやすく快適であることを優先しています。
2つ目は、製品のデザインです。CORE FITブランドデザイナーはロゴHORYE MA®Kの代表・堀江 健太さんが担当しておりまして、形状や色のバリエーションなど、機能性と美的要素を慎重に考慮し、使用しやすく快適で、視覚的に魅力のある製品にこだわって作っていただきました。
ー販売後の反響はいかがですか。
初めてEMS美顔器に触れていただいた方には効果を感じてもらえていますし、元々美容機械や美容に詳しい方々にもすでに手元にある美顔器と比較して、すごく良いといったお声をいただいております。また、ハンズフリーで使えるという点でも他社さんのものよりも使いやすいというお声をいただくことが多いですね。
CORE FIT理論
ー今後開発を進めているものなどありましたら可能な範囲でお聞かせください。
プロダクトについて言いますと、CORE FITから4月に最新モデルのFace-Pointerが発売されます。これまでの製品はお風呂場などでの使用が少し難しいという問題がありましたが、新作は水抜きができるようなポインターとなっています。また、FACE-PLAYERに関しては、今後も開発を続けさらなる向上をはかっていきたいと考えています。
そして、私たちが作る製品には、CORE FIT理論という15年間60万人の顔を実際に顔を変えてきた実績と理論、ノウハウから培った成果創出理論を元に今後もその理論をブラッシュアップしていき、新たな展開をしていくことを目指しています。これからも製品の効果やデザイン性にこだわり、専門家たちと協力して「今の自分の顔がきれいで美しい」と思える顔づくりを実現することに焦点を当てた新しいメソッドを開発していきます。
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