資生堂が子会社のKODOMOLOGYを通じて、自社および提携企業の社員向け子育て支援サービス「カンガルームプラス(KANGAROOM+)」を4月10日から開始する。昨今の変化する働き方や子育て環境に伴う社員のニーズに対応し、乳幼児から小学生までの幅広い年齢層を対象としたサービスを展開する。
同社はジェンダー平等に向けた女性活躍促進が会社の持続的成長のための重要な経営課題と捉え、1990年以降、法律に先駆け育児休業・育児時間制度を導入するなど、仕事と育児の両立支援制度を充実させてきた。2003年には事業所内保育所「カンガルーム汐留」(2023年3月末で終了)を設置し、首都圏で働く社員の両立支援の一環として常時保育サービスを提供してきたが、変化する働き方・子育て環境に伴い、カンガルームプラスへの事業転換を決定した。
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新サービスでは、シッター(KODOMOLOGYの正社員)が生後57日から小学6年生までの子どもを1対1で一時預かりを行うベビーシッター事業のほか、小学生の長期休暇中に特別プログラムを実施するキッズプログラム、新米パパ・ママに向けた体験型育児トレーニング「KODOMOLOGY イクトレ」、産後2ヶ月以内の産後休暇取得中の女性社員および、産後パパ育児休暇中の男性社員が利用できる産後育児サポート、子どもの睡眠や絵本の選び方など子育てに役立つ情報を伝える仕事・子育て両立セミナーなどを展開する。事業内容は利用者の声を反映し、定期的に見直していく方針だ。
KODOMOLOGYは2017年に資生堂の子会社として設立。事業所内保育所に関するコンサルティング業務および保育施設運営業務の受託、ベビーシッター事業等を展開する企業で、資生堂 代表取締役 エグゼクティブオフィサー、常務、チーフマーケティングオフィサー、チーフD&Iオフィサーの鈴木ゆかり氏が代表取締役社長を務める。
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